七草を買ってきました。
なので、7日の朝ご飯は、
ななくさがゆ、です。
七草粥を食べるとお正月もおしまいって感じがします。
お正月は普段と違ったことをします、
大晦日には夜更かしをして、
元旦からおせちやお酒を飲んで。
疲れた消化器の調子を整えるという意味でも、最適です。
ビタミンC・βカロテン・ミネラル類が豊富で疲れを癒やしてくれます。
由来や成分などは他の方にお任せするとして、
私は七草そのものに注目してみたいと思います。
全部言えるひともいると思いますが、
七草とは、
芹 せり
薺 なずな
御形 ごぎょう
繁縷 はこべら
仏座 ほとけのざ
菘 すずな
蘿蔔 すずしろ
のことです。
寒い冬を堪え忍んで春の訪れをいち早く教えてくれる7つの若菜ですが、
何か気づきませんか?
そう、「普段食べないもの」ばかりです。
地方によっては食べているところもあるかも知れませんが、
スーパーにはこの季節でないと置いてません。
普段食べない草を食べる。
見慣れてないから道ばたにあってもまず判らない。
それって「雑草」では?
なんて考えてみると面白いです。
昔昔、
おじいさんが山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行っていた頃は、
春を告げる縁起のいい若菜たちだったに違いありません。
インターネットがあって、ブログのある現代では、
なんとなーく季節の催しものになってるような気がします。
もしかすると、
今食べているものも遠い未来は七草のような雑草みたいに
なっているかも知れません。
食は常に変化していきます。
流行もありますし、伝統的なものもあります。
地域性もありますし、個人差はとても大きいものです。
小さな頃、大好きだったものや苦手だったものが
大人になると逆になってる、なんて事もよくあります。
そんな風に食を観てみると、面白いです。
七草粥、みなさん元気に過ごせますように願いながら
完食です。
★わん!ポイント★
食は常に変わっていきます、今、この時も。
覚えていますか?
「リカバーは、松の内が過ぎてから。合図は「七草がゆ」です。」
とお話したのを。
合図です、ピィーーーーーーーーー♪
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。