2年前から父が趣味で家庭菜園を始めました。
こちらは父の畑産の「だいこん」です。
持つとずっしり重くて、
産地直送なのでみずみずしく、
葉っぱは元気に太陽に向かってて、
ひげ根もきれいに並んでいてまっすぐに伸びてて、
とても太い。
野菜ソムリエ上級プロの私が「合格」を出します。
スーパーのだいこんはそのままだと
栄養が全部行ってしまうので
葉っぱを切り落としてしまいます。
それは美味しいだいこんのためには正しいのですが
青青した元気いっぱいの葉っぱがあたまに付いた
だいこんは意外に見かけることは少ないです。
実家から持ち帰り、葉を落として、
だいこんの上の部分は「甘い」ので千切りにしてサラダに、
下の部分は「辛い」ので蒸して頂く予定です。
このだいこん独特の辛味、
「アリルイソチオシアネート」という成分です。
単に「イソチオシアネート」と呼ぶこともあります。
このイソチオシアネート、
身体の中の解毒酵素や抗酸化作用の働きを高めることが
学術報告されていて「がん予防効果がある」と言われています。
もちろん生活習慣病、糖尿病の方にも
だいこんの持つ抗酸化作用はとても魅力です。
まさに「適材」です。
最も適した食べ方=「適食」はと言うと、
イソチオシアネートは空気の中に消えていく揮発性で、
加熱に弱いので調理するなら「蒸す」のがいいでしょう。
だからと言って食べ過ぎに注意!
だいこんにはグルコシノレートという成分も含まれています。
天然殺虫剤と呼ばれるほど毒性です。
とは言え、食べ過ぎず、常識量を食べている分には問題ありません。
今が旬のだいこん。
寒い夜はおでんの具でメシアガレ。
★わん!ポイント★
だいこんにはがん予防効果がある、
だけど食べ過ぎ注意ー。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。