福岡・薬院で開かれた
ザ・料理人講座60
~<特別編>第3回~
「山形・庄内発!
『食で地域を元気にするリストランテ』
アル・ケッチァーノ
奥田 政行 氏」
に参加してきました。
タイトル通り、
実際に調理場で活躍されている調理人の方向けの実践的な内容でした。
以前から奥田政行氏には注目していたので、
昨年福岡で行われた
YAKUZEN EXPO 2017【福岡国際センター】
では、2回の講演どちらも受講しました。
奥田政行氏は
「美味しい食の大地から」をテーマに
山形庄内でイタリアンをされています。
私が言うのはおこがましいのですが、
大変変わったシェフでとてもお話が面白く、
いつも色色なことを教えて頂いてます。
とても刺激を受けています。
料理の話は置いといて、
今回の講義で心に残ったのは、
同じ素材や食材を使っていても
調理方法を少し変えるだけで
まったく味の感じ方も印象も変わる
という事です。
(↑講義の中、ご馳走になったパスタ。)
ほんの些細な違いで全然別の料理のような感覚でした。
食卓に並ぶものにはレパートリーがあります。
たいてい同じ作り方、同じ味です。
家庭料理はそれを「母の味」と呼んだりします。
味覚には幼い頃よく食べた味をよし!とする傾向があったり、
過去に食べて記憶に残ったものを美味しいと感じたりします。
ついつい「いつもの味」にしてしまいます。
そんな作り方をしてしまいます。
例えばいつもは塩を一振りするところを
レモンを搾ってみたり、
胡椒を振ってみたり、
唐辛子にしてみたり、
わざびを使ってみたり、
そんな「一工夫」が大きく印象を変えるのかも知れません。
もちろん失敗することの方が多いでしょう。
でも、何か思いついた時にやってみること、
それが大事だと感じました。
★わん!ポイント★
新しいことって、
決して特別なことではなくて、
意外と普段の何気ない中にあって、
それに気づかずに過ごしているだけで、
いつでも新しいことに出会えるのかも知れません。
新しいことを探しているひとの前だけに
現れるのかもしれません。
もちろん、
既に誰かが試していて
いちばんいい状態のものが残っている
のだとしても、です。
それがいいと信じているだけなのかも知れません。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。