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適材適食 -てきざいてきしょく-

あなたに合った食べものを、あなたに合った食べ方で。

062食目「あれ?おひなさまって左?右?」

今週のお題「ひな祭り」

f:id:kozonoayumi2018:20180302084356j:plain

 

おひなさまって左?右?

 

私は無意識でこう並べたのですが、

男雛 女雛 並び方 - Google 検索

で観てみると

男雛・・・左

女雛・・・右

が多いではありませんか!

 

えーーーーーー!?

 

なので、調べました。

 

■上手(かみて)説

日本では向かって右手が上手とされています。

古来、国を統治してきた権力者は

南を向いて政(まつりごと)をすべきとされてきました。

その時太陽が昇る東は左手にあり、

東=左は尊いとされてきました。

それを観る民衆は北を向いていることになり、

権力者自身とは左右反対、つまり右側=上手になりました。

 

もちろん

天皇 皇后 並び方 - Google 検索

本当だ。

天皇陛下は向かって左、

皇后陛下は向かって右にいらっしゃいます。

 

ひな飾りの右大臣、左大臣の場合、

左大臣の方が偉く、でも向かって右側にいます。

でも中央に居る天皇自身から観ると左にいます。

 

ひなまつりは京都で始まったと言われており、

当初は向かって男雛右、女雛左となっていたそうです。

 

ところが

1928年11月10日 昭和天皇の即位の礼

の際に

「日本とは逆の向かって左を尊い側とする西洋風」

に合わせて

天皇陛下は向かって右、

皇后陛下は向かって左に位置した事がきっかけで、

関東の人形メーカーがそれを取り入れて

「左右逆」にしたのがきっかけ、だそうです。

ひなかざりはもともと天皇皇后を模したものなので、

当然と言えば当然かも知れませんね。

 

しかし、

京都は伝統を守り

「男雛右、女雛左」のままだったので、

現在の「両方存在している」状態なんだそうです。

 

 

よかった、間違っていなかった。。。(ほっ)

 

 

(やっと本題) 

さて写真のおひなさまですが

鈴懸(すずかけ)という福岡で有名な和菓子屋さんのひな和菓子です。

http://www.suzukake.co.jp/wp/wp-content/themes/twentyten/img/mv/01_sekku_jonama.jpg?1519950692948

(あ。関東風の並び方だ)

小豆と桜の花。なんともかわいいー。

 

ひなまつりでは、3つの色が特徴的ですが

言い伝え的には

桃色・・・魔除け

白色・・・子孫繁栄と純血

緑色・・・健やかな成長

という意味が込められているようですが

管理栄養士的には

桃色・・・クチナシ:解毒作用

白色・・・ひしの実:血圧を下げる

緑色・・・よもぎ :造血作用

のある素材が使われています。

 

というお話をしようと思ったのですが

すっかり飛んでしまいました・・・。

 

最後はこちら、

 

f:id:kozonoayumi2018:20180302094536j:plain

(これも関東風の並び方だ)

 

これは私の住んでいるマンションのエントランスに

飾られているおひなさまです。

 

季節毎のオブジェを置いてくれているので

密かに楽しみにしています。

とてもセンスがよくてかわいいです。

 

ということで、

3月3日を過ぎて飾ってはいけないおひなさまの

お話でした。

 

 

★わん!ポイント★

向かって男雛左、女雛右に並べ直して

撮り直そうと思いましたが、

それがきっかけで色色勉強になったので

そのままにしました。

 

菱餅はお餅なので、

食べ過ぎないように気をつけてくださいね。

 

 

 

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

 

*1 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。