こちらは「ロマネスコ・ブロッコリー」です。
単に「ロマネスコ」と呼んだりします。
一部では
「カリッコリー」や
「カリブロ」と呼んでるようですが
正しくは「ロマネスコ」です。
16世紀頃イタリア・ローマで
カリフラワーとブロッコリーを
かけあわせてできた野菜だそうです。
さて問題はこの「カタチ」。
こういうカタチを「フラクタル」と呼ぶらしいです。
フラクタルって何でしょう。
フラクタルとは
図形の部分と全体が自己相似になっているものなどをいう。
で、自己相似(じこそうじ)はと言うと
何らかの意味で全体と部分とが相似であることをさす言葉
だそうです。
つまり、
「大きく全体を観ても、
小さい一部を観ても、
どちらも同じカタチ」
という事だと思います(たぶん)。
ロマネスコの花蕾は幾何学的な配置となっており、個々のつぼみが規則正しい螺旋を描いて円錐を成している。
円錐はさらにそれ自体が螺旋を描いて配列し、これが数段階繰り返されて自己相似の様相を呈する。また、配列したつぼみや円錐の数はフィボナッチ数に一致することも知られている。その形状からサンゴに見立て「黄緑サンゴ」とも称される。
・・・。
・・・。
・・・。
最早これは「数学」です。
ということは、
ロマネスコは(難解な)数式を使って、
このカタチを創っているって事になりませんか?
しかもどのロマネスコも計算間違いせずに
きちんとフラクタルになるように成長している!
ロマネスコはフラクタルを理解している???
自然、凄い。
偶然、凄い。
もちろん、フラクタルは人間が発見した数式です。
その数式にロマネスコが見事合致したんです。
でも、自然界にはこういう事が多いそうです。
不思議。
とっても不思議。
不思議だなーと思いながら
数学が得意な謎のブロッコリー「ロマネスコ」は
彩り豊かなサラダになりましたっ★
ちなみに
オレンジ色のソースは
先日チャレンジしてた「にんじん」をドレッシングにしたものです。
そんなロマネスコ。
味はブロッコリーで、食感はカリフラワーです。
これが普通に美味しい!
数学が得意でも、得意じゃなくても、
美味しい野菜には変わりありませんでした。
福岡や宮城で生産しているらしいのですが、
まだまだ流通量が少ないとのこと。
見かけたら、ぜひご賞味あれ。
★わん!ポイント★
念のために。
私は文系ではなく理系です。
管理栄養士です。
以上。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。