厚生労働省が「健康日本21(第二次)」の中間報告を発表しました。
■日常生活に制限のある期間
男性 0.63年 短縮
女性 0.71年 短縮
平均寿命が増えた分を上回る健康寿命が延びた
ということです。
健康寿命とは寝たきりや介護などがなく
日常生活を送れる期間のことで、
これが延びることは
健康でいる期間が長くなった事を意味します。
2016年の健康寿命は
男性 72.14歳
女性 74.79歳
で、2013年よりも延びています。
人生の中で元気で健康でいられる時間が年々延びています。
■がん健診受診率(2016年)
胃がん 男性 46.4%
女性 35.6%
肺がん 男性 51.0%
女性 41.7%
乳がん 女性 44.9%
2010年と比較して改善しています。
がん検診をちゃんと受ける人が増えつつあります。
■糖尿病性腎症による透析導入
2011年 16,803人
2016年 16,103人
これはその年に糖尿病性腎症となり
新しく透析による治療が必要となった患者さんの数です。
若干減少傾向です。
糖尿病性腎症は、多くの場合、
糖尿病が悪化し合併症として現れます。
糖尿病性腎症のような糖尿病合併症にならないように
糖尿病をしっかり治療している患者さんが増えたのが
原因とも読み取れます。
■血糖コントロール
血糖値8.4%以上だったのは
男性 1.34%
女性 0.52%
全体 0.94%
で、目標の1.0%以下を達成できました。
■都道府県別 健康寿命
男性が人生のうち健康的に過ごせる時間の長い県は
1 山梨 73.21歳(2013年 1位)■
2 埼玉 73.10歳(2013年 21位)▲▲▲
3 愛知 73.06歳(2013年 12位)▲▲
4 岐阜 72.89歳(2013年 19位)▲▲▲
5 石川 72.67歳(2013年 4位)▼
女性が人生のうち健康的に過ごせる時間の長い県は
1 愛知 76.32歳(2013年 18位)▲▲
2 三重 76.30歳(2013年 8位)▲
3 山梨 76.22歳(2013年 1位)▼
4 富山 75.77歳(2013年 14位)▲▲
5 島根 75.74歳(2013年 38位)▲▲▲
という結果だったようです。
詳しくは
厚生労働省「健康日本21(第二次)」を
ご覧ください。
★わん!ポイント★
健康は自由をもたらせてくれます。
身体だけでなく、心も自由にしてくれます。
歳を重ねても自由にできる、
それは素晴らしいことです。
みなさん頑張っていらっしゃるんですね。
糖尿病があっても
すべての自由が奪われるようなことはありません。
しっかりじっくり治療を続けていくことで、
自由を手に入れることができます。
毎日を365回積み重ね、
それを10セットで10年です。
簡単ではありません。
だからこそ自由にできることは
何よりも素晴らしいことだと私は思います。
がんばりましょう★
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。