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適材適食 -てきざいてきしょく-

あなたに合った食べものを、あなたに合った食べ方で。

104食目「ダイエットって痩せることじゃない」ー本当のダイエットとはー

ダイエットって痩せることじゃない。本当のダイエットとは。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

まずは記事を紹介します、

 

www.dm-net.co.jp

 

日本の女性は先進国の中でも運動の実施率が低く、最も痩せている傾向があることが報告された。 

 

 

体重、気にしている人、たくさんいると思います。

私のまわりの人は体重を気にしています。

私も気にしています。

 

でも、私が気になっているのは

「痩せたい」ではなくて「適正にしたい」です。

 

ダイエットと言うと、

体重を減らすことを意味しています。

 

様様な商品やサービスがあって

痩せます!と広告しています。

それだけ体重を減らすのは難しいのです。

 

でも、減らすのと同じように

増やすことも実は難しいのです。

 

  え!?そんなの簡単じゃん!

  食べて飲んでいればいいだけじゃん!

  楽ちんじゃん!

 

そんな声が聞こえてきそうです。

 

でも、

体重の増減をコントロールするというのは

とても難しいことなのです。

栄養学を学んで、管理栄養士をしている私でも

難しいと感じています。

 

ダイエットとは本来

 

 適正な体重に近づける

 

ということです。

 

それは身長や性別や年齢だけではなく、

生活習慣などに活動量も含めて出していきます。

 

適正とはそういうことです。

 

だから、

食べものを制限して、

エネルギーの少ないものばかりを食べるだけの

ダイエットは身体に大きな負担がかかります。

それを続けると病気を招く危険性があります。

 

つまりダイエットとは食べることだけでなく、

動く=活動も含めて考える必要があります。

 

最初に紹介したレポートでは、

 

20歳前後の頃の体力で40~50年後の予後や疾患が予測できるという。若年女性では「食べない」「運動をしない」「痩せている」という志向性が目立ち、結果として年齢が進んでからの肥満や2型糖尿病、骨粗鬆症、寝たきりにつながる骨折につながりかねない。

 痩せた人は肥満者と同等かそれ以上に死亡率や糖尿病の発症率が高いという調査結果がある。詳しく調べると、痩せた女性の38%が耐糖能障害で筋肉量が少ないことが関連している。

 

女性の「痩せ」志向は不健康 運動を通じて女性の活躍を促進 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

 

としています。

 

20歳前後の体力で70歳の健康状態を予測できてしまう、

そうです。

 

痩せることは大事です。

でもそれは太り「すぎない」ように「痩せる」ということです。

そして、

「痩せすぎる」ことはそれだけで将来の健康に影響しかねません。

 

ダイエット=痩せる、ではなく、

ダイエット=健康な身体づくり

と考えて、運動を取り入れていくことが大事なのです。

 

運動と言っても

愛犬のさんぼ、

スーパーで買い物、

ウィンドウショッピング、

でもいいんです。

スポーツクラブやヨガ教室に行かなくても

今、すぐできる運動の方が大切です!

 

 

 

★わん!ポイント★ 

このような考え方、研究を

スポートロジー」と言います。 

詳しくは以前の記事も併せてどうぞ。

 

kozonoayumi.hatenablog.com

 

 

 

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

 

*1 

 

 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。