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適材適食 -てきざいてきしょく-

あなたに合った食べものを、あなたに合った食べ方で。

194食目「小1の15.8%が野菜から食べると答えた足立区」-東京都足立区の糖尿病対策への取り組み-

「小1の15.8%が野菜から食べると答えた足立区」-東京都足立区の糖尿病対策への取り組み-【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

東京都足立区では、

成人だけでなく、

学校や保育園、幼稚園など子どもたちにも

糖尿病対策として

食事の一番最初に野菜を食べる

「ベジファースト」

を浸透させようとしています。

 

足立区では

自分の力だけで自立した生活を送れる

「健康寿命」(2015年調査)が

男性 77.5歳

女性 82.3歳

で東京都の平均よりも約2歳ほど短いそうです。

糖尿病治療に関わる医療費も23区でワースト。

足立区民は糖尿病のある人が多いことがわかったそうです。

 

そこで

「あだちベジタブルライフ〜そうだ、野菜を食べよう〜」

を合い言葉に活動を始めたところ、

足立区民の1日の野菜摂取量が

1年で13g増えたそうです。

足立区民のひとりひとりが

ミニトマト1個分多く食べるようになったそうです!

スゴい!

 

活動は成人だけでなく、子どもたちも対象に。

 

区の調査によると、

今年度の区立小学校1年生のうち

肥満傾向にある児童の割合は男女ともに4.5%で、

2015年度に比べ

男子は0.2ポイント、

女子は0.9ポイント、

それぞれ改善した。

 

「足立区では学校や保育園・幼稚園でも、野菜を最初に食べる"ベジファースト"を推進していることが成果に結びついている」

と、区では述べている。

 

調査は、区立小学校1年5,160人を対象に行い、

4,208人から有効回答が得られた(有効回答率81.6%)。

 

調査によると、

「野菜から食べる」と答えた児童は15.8%で、

2015年度の11.5%より4.3ポイント改善した。


「野菜から食べる」と回答した足立区立の保育所の児童では、

肥満傾向は2.5%で、

「それ以外から食べる」と答えた7.2%より4.7ポイント低かった。 

 

「ベジファースト」で糖尿病対策 東京・足立区の取り組みが奏功 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

 

私は以前からいわゆる「食育」に興味がありました。

食事は子どもの頃の記憶が大きく影響します。

子どもの頃に食べたものを良いとする傾向があります。

子どもの頃に美味しかった!と記憶すると、

大人になっても美味しい!と反応してしまうのです。

まさに食習慣です。

だからこそ、子どもの頃の食事の体験は大事です。

好き嫌いない事は食事バランスを整えます。

そのためにも幼い頃からの

栄養の整った食事バランスのよい食事を

カラダと記憶に覚えさせる食育は

とても重要だと考えています。

 

今回の足立区の取り組みは大変興味深いものです。

ぜひ続けて頂きたいと思います。

 

www.dm-net.co.jp

 

www.city.adachi.tokyo.jp

 

 

★わん!ポイント★

食育と言ってしまうと教育的なイメージが強くなってしまうかも知れませんが、

私のイメージする食育は「思わず食べたくなっちゃうような食育」です。

野菜が美味しい!

果物が美味しい!

そんな五感を刺激して楽しくなってしまうような食事が理想です。

スイーツやお菓子も大事です、

でも、ご飯の方が大好き!

そんな子どもたちに育てることが食育だと考えています。

いつか食育ができるようになりたいです。 

 

  

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

 

*1 

 

YouTubeでは野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

▲YouTubeでは野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

 

 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。