咳止め作用成分の
「コデイン」
(コデインリン酸塩水和物)
(ジヒドロコデインリン酸塩)
が、呼吸困難などの副作用を引き起こす場合があるため、
2019年よりコデインを含む総合感冒薬=市販の風邪薬は
12歳未満の使用を不可とする表記が追加されます。
該当する馴染みの深い主な風邪薬は、
新ルル-A錠s
パブロンゴールドA<微粒>
ベンザブロックS
などです。
以下詳細。
「成分量同じっぽいのに年齢制限変わってる」——子ども用に使用していた風邪薬に突然12歳未満には使用してはいけないとする注意書きがなされ、混乱するツイートが注目を集めています。
これは、咳止め作用がある成分・コデイン(コデインリン酸塩水和物又はジヒドロコデインリン酸塩)が、呼吸困難などの重篤な副作用を引き起こす場合があることを理由に、投与制限が厳しくなったため。
米国などでは2017年から厳しくなり、国内でも2017年7月から2018年末までを経過措置期間として、医薬品の添付文書改定が順次行われていました。ある程度の猶予期間が設けられたのは、「国内における小児の呼吸抑制のリスクは欧米と比較して遺伝学的に低いと推定される」と判断されたためです。
影響を受ける薬は「新ルル-A錠s」「パブロンゴールドA<微粒>」「ベンザブロックS」など、よく薬局でも見かける医薬品数百種類に及びます。対象品については医薬品医療機器総合機構で一覧にまとめられています。
なお、今回Twitterで話題を集めていたのは「新ルル-A錠s」が12歳未満は使用できなくなったこと。同製品を販売する第一三共ヘルスケアに取材したところ、現在順次パッケージの切り替えを行っていて、「店舗にも必要に応じて案内をお願いしている」とのこと。また、12歳未満でも使用できる風邪薬としては「カコナールこどもかぜシロップ」や「ルルアタックFXa」を案内しているとのことでした。
転載元:
記事にもあるように12歳未満でも使用できる風邪薬はあります。
投与の際は必ずパッケージの説明をよく読んで判断してください。
購入の際は薬剤師に確認してください。
★わん!ポイント★
なお、
12歳未満のお子さんの体調がすぐれない時は
悪化を避けるためにも
小児科やかかりつけ医を早めに受診するようにしてください。
季節の変わり目。
手洗いとうがいを小まめに行うこと、
充分な睡眠とバランスの取れた朝昼晩の3食、適度な運動。
体調を崩さないことが大切です。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。