「糖尿病食事療法セミナー」にて
「適材適食」をテーマに講演をさせて頂きました。
本日の特別講演は、
石井 均 先生
(奈良県立医科大学 糖尿病学講座 教授)
です!
テーマは
『糖尿病エンパワーメントと医療学
~糖尿病をもつひとをみるということ~』
です。
エンパワーメント(empowerment、エンパワメントとも)とは一般的には、個人や集団が自らの生活への統御感を獲得し、組織的、社会的、構造に外郭的な影響を与えるようになることであると定義される。日本では能力開化や権限付与とも言う。エンパワメントの考え方は昨今大きな広がりを見せ、保健医療福祉、教育、企業などでも用いられている。広義のエンパワメント(湧活)とは、人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させることと定義される。
対義語はディスエンパワーメント。エンパワーメントされていない状態のことをいう。
私は以前、石井 均先生から
「愛菜家あいさいか」
という言葉をお預かりしました。
誰もが「野菜を愛する人=愛菜家」になってほしい。
そんな願いが込められた言葉です。
そして先日、やっとカタチになりました。
それが「24種の野菜っが入った『秋色 愛菜弁当』」です。
愛菜家から頂いた名前です★
石井 均先生のお話、
本当にたくさんのことを教えて頂きました。
すべてお話したいのですが
中でも特に印象に残っている3つを紹介したいと思います。
食事を変える、ということは
食べるものを変えるというだけでなく、
食事に関係すること、
食べることに全てを変えること。
それは、
とてつもなく大変なことだ!
と理解しなければいけない。
患者に生きた言葉、
患者と生きた関係を築くことが大事。
訊く力。
続ける力。
待つ力、持ち堪える力。
この3つの力が大切。
「糖尿病を持つ人たちを心身両面から支える医療」
を理念とする石井 均先生の言葉のひとつひとつが、
管理栄養士としての私に問いかけられているように感じました。
★わん!ポイント★
最後になりましたが、
今日参加頂いた医療従事者のみなさま、
辛嶋 健 先生(福岡記念病院 副院⻑)、
石井 均 先生(奈良県立医科大学 糖尿病学講座 教授)、
二田理事長、
そして
講演会のスタッフのみなさまに
心から深く感謝申し上げます。
参加頂いたみなさま、ありがとうございました。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。