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適材適食 -てきざいてきしょく-

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334食目「妊娠中の予防接種であかちゃんをアレルギー体質から守れるかも!」朝日新聞2018年11月27日朝刊より

「妊娠中の予防接種であかちゃんをアレルギー体質から守れるかも!」朝日新聞2018年11月27日朝刊より【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

花粉症、

ぜんそく、

アトピー性皮膚炎。

アレルギー体質の人、結構いますね。

そしてどれも症状がでると辛いものばっかりです。

 

そんなアレルギー体質に「ならないようにする方法」が見つかり、

近々実用化されるのでは!というニュースがあったので紹介します。

 

www.asahi.com

 

記事によると、

 アレルギー体質になるかどうかは、生後3カ月までに免疫グロブリンE(IgE)と呼ばれる物質をたくさんつくる体質になるかどうかで決まる。IgEが花粉や食物、ダニなどと反応し、花粉症や食物アレルギー、ぜんそくを発症する。

赤ちゃんのアレルギー体質化を防ぐしくみ、マウスで発見:朝日新聞デジタル

生後3ヶ月で決まってしまう、という事実。

「免疫グロブリンE(= IgE)」

が大量につくる体質がアレルギー反応を引き起こしているんですね。

そこで、

 研究チームは、胎児や乳児期にのみ現れる「mIgE陽性B細胞」に注目。この細胞の表面にあるIgEに、花粉や食べ物などの原因物質(アレルゲン)が結びつくと、IgEを大量に作り始める。一方、このIgEに特殊な薬を結合させると、細胞を自殺させるスイッチが入り、生涯にわたってIgEが作られなくなる。

赤ちゃんのアレルギー体質化を防ぐしくみ、マウスで発見:朝日新聞デジタル

ポイントは

【生涯にわたってIgEが作られなくなる】

という点。

妊娠中の母親マウスに薬を注射すると、胎児マウスの体内では、ほとんどIgEが増えないことを実験で確かめた。母体からへその緒を通じて赤ちゃんに送られ、mIgE陽性B細胞が死滅した可能性が高いとみている。効果はマウスが生まれた後大人になっても続き、アレルギー体質にはならなかった。悪影響がないことも確認した。

赤ちゃんのアレルギー体質化を防ぐしくみ、マウスで発見:朝日新聞デジタル

妊娠中に母親に注射することで

胎児はIgEを作らない体質となるという事!

日本人の2人に1人が何らかのアレルギー疾患を抱えている。だが、これまで治療の多くは対症療法だった。この技術を人に使えれば、将来にわたってアレルギーのリスクを下げられる。この薬はすでにアレルギー患者の症状を和らげるために使われている。

赤ちゃんのアレルギー体質化を防ぐしくみ、マウスで発見:朝日新聞デジタル

しかも既に治療に使っている薬を使用するようです!

IgEは今年7月に亡くなった石坂公成博士らが1966年に発見し、アレルギー検査などに広く使われている。今回の研究は石坂博士が着想し、国立成育医療研究センターを中心に進めてきた。今後、アレルギー体質の妊婦らに協力してもらい効果を検証する。
 同センターの森田英明・アレルギー研究室長は「人での安全性を確認し、数年以内に臨床での実用化につなげたい」と話した。 

赤ちゃんのアレルギー体質化を防ぐしくみ、マウスで発見:朝日新聞デジタル

これは期待が高まります!

 

アレルギー

特に「食物アレルギー」があると

食べものを制限しなければなりません。

特に酷い場合は

アナフィラキシー反応を起こし、

最悪死に至る場合があります。

 

なんとか解決することを強く願い期待しています!

 

 

 

★わん!ポイント★ 

 

以前お話しした「グルテンフリー」。

小麦アレルギーのある人向けの食材や食品のこと。

 

 

 

アレルギーを気にすることなく、

誰もが食事を楽しめるようになったら

と願うばかりです。 

 

  

 

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

 

*1 

 

YouTubeでは野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

▲YouTubeでは野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。