コンビニでサンドイッチやお弁当やサラダなどを
利用するのは最早当たり前ですが、
セブンイレブン社は
安定供給を目指して
東京・神奈川の店舗分を補う
約70000食分のレタスの植物工場を造ると発表しました。
セブン―イレブン・ジャパンは東京都と神奈川県の店舗で販売するサラダやサンドイッチ向けに、大規模な植物工場を設ける。発光ダイオード(LED)を使って1日でサラダ7万食に相当するレタスを生産する能力を持ち、天候で仕入れ価格や品質が変動するリスクを抑える。流通大手による大量調達は植物工場の経営安定にもつながり、拡大を後押ししそうだ。
植物工場に関しては以前より実験が行われていましたが
例えば
高コストの植物工場の野菜は、露地野菜との価格競争で勝ち目なし――。
東芝は、同社が運営する植物工場を2016年12月末に閉鎖し、野菜の生産と販売を終了する。神奈川県横須賀市にある工場の遊休施設を活用した植物工場で、2014年11月からレタスなどを生産していた。
とあるように、
技術面ではなくコスト面で問題があったようです。
今年の夏もそうでしたが猛暑や台風など
天候の影響を受けやすい露地栽培の野菜は
なかなか安定した供給が難しいというのは通説。
敢えてそこに挑むセブンイレブン社の動向が気になります。
先日、宮崎に行った時、
植物工場、とまでいかなくても、
ハウス栽培のトマトやニラを見学させて頂きました。
これも「露地」ではなくハウスの中なので
野菜にとって適した環境を整えるという意味では
植物工場なのかも知れません。
同じ宮崎でもこんな風景もありました。
青くどこまでも広い空の下。
おひさまに向かってめーいっぱい葉っぱを拡げるキャベツたち。
なんだかとても可愛らしく感じました★
露地にしても
ハウスにしても
植物工場にしても
野菜を育てることの大変さ、
苦労を私たちは忘れてはいけない、
と思います。
★わん!ポイント★
成分に変わりはないのだとしたら、
露地栽培も工場栽培も同じレタス。
安定供給はとても大切で重要なこと。
生産者のみなさんのことを思いながら
味わって食べたい、と私は思います。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。