旬を迎えたサワラのおいしさを味わってもらおうと、「第4回糸島さわらフェア」が糸島市や福岡市の18飲食店と、今回初めて糸島のかき小屋29軒で開かれている。糸島漁協や「ふくおかの地魚応援の店」などでつくる実行委員会が企画。2月11日まで自慢のサワラ料理が楽しめる。
同漁協では、サワラ(2・5キロ以上)を一本釣りした後、すぐに生き締めして血抜きし、海水氷で約6時間冷却する。これを「特鮮 本鰆(ほんさわら)」と命名してブランド化している。福岡県は国内有数の水揚げを誇るが、サワラに成長する前で青臭く脂の乗りも悪いサゴシが食べられるため、消費が少ないという。本鰆は脂の乗りが良く、高鮮度処理のおかげで身割れもない。
岐志漁港のかき小屋「大黒丸」では、ほくほくの食感が楽しめるサワラ飯と糸島ネギの甘さがしみたホイル焼きを提供。各店で海鮮丼、すし、刺し身といった料理が食べられる。JF糸島志摩の四季はフェア中、土日・祝日午前10時半ごろから刺し身の試食がある。
=2019/01/13付 西日本新聞朝刊=
九州・福岡ではとっても親しみのある「鰆」。
福岡市には「サワラ区」まであります!
(早良区なので読みが同じだけです、すみません)
さかなへんに春と書く「サワラ」は
春とともにやってくるのかと思いきや
実は秋に旬を迎える説があったりします!
福岡県漁業協同組合連合会ウェブサイトの
旬のお魚カレンダーではサワラは
10月
に載っていて主に
9月・10月・11月・12月
に食べる事ができる、とあります。
どうやら地域によって
関東・・・冬
関西・・・春
と「旬」の捉え方が違うことが原因のようなのです!
ではどうしてそんなことになるのかと言うと、
春頃(5月〜6月)、
サワラは関西(瀬戸内海)に産卵しにやってきます。
なので、
西京焼きや白子などを京都などでは食べる機会が増えるのが春、
ということで関西ではサワラは春、なのです。
関西の旬:3月・4月・5月・6月
冬頃(12月〜2月)、
産卵で瀬戸内海に向かう前のサワラたちは関東近海にいます。
産卵前の油ののったサワラを関東の人たちは好んで食べたため、
関東では冬、なのです。
関東の旬:10月・11月・12月・1月・2月
焼いても、刺身でも、お寿司でも美味しいサワラですが
栄養価はと言うと、
■DHA+EPA
血栓予防やがん抑制の働きがあるとされるDHA+EPAが
生サワラ100g中
DHA・・・・・・・・1100 mg
EPA・・・・・・・・340 mg
と比較的多く含まれています。
■タンパク質・・・・・20.1 g
■ビタミンD・・・・・7.0 µg
■ビタミンB12・・・・5.3 µg
含まれています。
白身魚と思われるほど実はさほど赤くありません。
が、成分だと赤身の魚です。
サワラご飯なんてレシピもあります!
冒頭の記事に話を戻して。
福岡ではサワラは冬場に美味しくなります。
美味しいサワラを糸島市や福岡市の
飲食店などに提供している、ということです。
2019年2月11日まで。
私も美味しい「旬」のサワラを食べたいと思います★
★ぶー!ポイント★
みなさんも住んでいる場所で
いちばん美味しくなった「サワラ」をお楽しみください★
ちなみに
7月・8月・9月の夏場が旬でないのは
出産後だから、みたいです。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。