カプセルに注射針仕込んだ「飲むインスリン」…MITが開発
【ワシントン=船越翔】米マサチューセッツ工科大(MIT)は、糖尿病の患者に必要なインスリンを、飲むだけで摂取できる小型のカプセルを開発したと発表した。インスリン投与のために定期的に注射を打つ患者の負担を減らすのが狙いという。
カプセルは直径1センチ程度。外側はプラスチックでできていて、中にインスリンを固めて作った針と小さなバネが収められている。
カプセルを飲むと、胃の中でバネを覆う砂糖の筒がとけて、バネの力で針が外に押し出される。針が胃の膜に刺さり、インスリンが体内に吸収される仕組みだ。
研究チームは、カプセルを豚に投与し、針が刺さった後にカプセルが体の外に排せつされることも確認した。
MITは胃壁に針を刺しても患者は痛みを感じにくいとしており、今後、実用化に向けた研究を進める方針だ。
他の薬のように錠剤や粉末、液状がないのは
飲み薬だと消化して体内に取り込むため。
インスリンはホルモンなので
注射で直接体内に取り込む必要があります。
それを砂糖で作ったカプセルにして
消化を利用して胃壁に刺さるようにする、
スゴい!
予防接種のように1回注射を打てば
暫くの間効いてます、というのであれば
まだいいのですが、
食事の回数と身体の状態によっては
毎回インスリンを注射で打たなければならない
のが現状です。
負担を大きく減らす可能性を秘めた新しい技術の開発。
期待は高まります。
★ぶー!ポイント★
『八十日間世界一周』
『月世界旅行』
『十五少年漂流記』
などの作品で「SFの父」と呼ばれるフランスの小説家
人間が想像できることは、
人間が必ず実現できる
という言葉を残しているそうです(諸説あり)。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。