銭湯“湯上がりの一本”「明治フルーツ」が販売終了するワケ
懐かしい味が消えてしまう――。
フルーツ牛乳として親しまれた「明治フルーツ」(180ミリリットル)の販売を4月1日で終了すると明治が発表した。3月18日から、味をまろやかにしたペットボトル入りの「フルーツ」(220ミリリットル)を販売する。
明治フルーツは1958年9月に発売開始。今年で61年になる長寿商品だ。宅配や自動販売機でも入手できるが、ほとんどの人が銭湯で“風呂上がりの一本”を飲んだ経験があるだろう。
「これまでの販売数などは発表していません。ユーザーの健康志向などもあって販売量が減少したこともあり、終了を決定しました」(同社広報部)
フルーツ牛乳だけでなくコーヒー牛乳など湯上がりの飲み物はペットボトルより、瓶のほうがおいしく感じられる。その理由を解明するため、明治は過去に瓶入り牛乳を調査。飲み口が小さいので香りを強く感じられ、瓶のヒンヤリ感も好感されているとの結論を得た。やはり湯上がりは瓶がうまいのだ。
■一番人気はコーヒー牛乳
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合常務理事で「梅の湯」(立川市)社長の佐伯雅斗氏によれば、一番売れるのはコーヒー牛乳という。
「昔から銭湯のお客さんは入浴後に甘いものを飲みたがるんです。うちの銭湯では常時、自販機にコーヒー牛乳を50本用意しています。オレンジやパイン系の飲み物が5本ずつだから、コーヒー牛乳の人気の高さが分かっていただけるでしょう。コーヒー牛乳の甘さは昔と同じですが、今のお客さんは以前ほど甘ったるい味を好まなくなった。明治フルーツの販売量が減ったのはそうした事情もあると思います。意外に思われるかもしれませんが、普通の牛乳もけっこう売れますよ」
客の多くが「コーヒー牛乳を飲まないと風呂に入った気がしない」と言ってゴクゴクするそうだ。飲みながら片手を腰に当てていることは言うまでもない。
私は残念ながらいわゆる「銭湯」の思い出はありません。
なので瓶入りの「明治フルーツ牛乳」を飲んだ記憶もないのですが、
風呂上がりは
腰に手をあてて
冷たい牛乳を一気に飲み干して
「ぷはー」
とするシーンは何故か「定番」だと思ってしまいます。
何故でしょう。
「明治フルーツ」って
保健機能食品(栄養機能食品)
なんですねー。
栄養機能食品とは、
ミネラル類5種類とビタミン12種類のいずれかの栄養成分を含むものとして厚生労働大臣が定める基準に従い当該栄養成分の機能の表示をするもの
と規定されています。
しかも「フルーツ」という名前だけあって、
- リンゴ
- バレンシアオレンジ
- パイナップル
- 洋ナシ
- バナナ
- レモン
と6種類の果汁が入っているらしいです!
しかも発売が1958年というから
60年もの間多くの人に親しまれたことからも
((絶対美味しいヤツだー!))
と分かります!!!
そういえば「銭湯」って見かけません。
福岡にあるのかなーと思って調べてみると、
なるほど、
- 健康ランド
- サウナ
- スーパー銭湯
- 岩盤浴
など最近ではお風呂だけじゃなくなっているんですね。
一方で「純・銭湯」もいくつかありました↓
西区にはないようですが
博多区や中央区にはありました。
(確かになんとなく見た記憶があります)
入浴と言えば、
糖尿病のある人はいくつか知っておいた方がいい事があります。
主に「温泉」の入浴方法について書いてありますが、
日日の入浴にも通じる点がたくさんありますので、
ぜひ参考にしてみてください。
さて話は明治フルーツに戻ります。
なんと、新たにペットボトルとして登場するようです!
厳密には違うっぽいですが、
それでもフルーツ牛乳はまだ残るようです。
ファンのみなさん、一安心ですねー★
★ぶー!ポイント★
「風呂上がりはやっぱりフルーツ牛乳!」
いつものヤツ、
決まったパターンは知らないうちに作られます。
思い出の味も同じ。
美味しい、美味しくないのではなく、
その味を求めるようになる。
お袋の味がノスタルジックで、
その人の味の基準になる。
私たちは知らないうちに
そんな味をひとりひとりが持っているのです。
あなたの「思い出の味」はなんですか?
考えてみると面白いですよ。
ちゃんとルーツとストーリーがあるはずですから。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。