視覚記号 県が作成
食物アレルギー源 一目で分かる
国内外から観光客が訪れる今秋のラグビーワールドカップ(W杯)大分開催に向け、県は食物アレルギーによる事故を防ぐためのピクトグラム(視覚記号)を作った。アレルギー源になりやすい卵、乳、小麦など計44の食材が一目で分かるデザイン。県内の旅館・ホテルや飲食店に配布し、客が安心してメニューを選べるよう役立ててもらう。
ピクトグラムは言語が通じなくても、絵を見て指さすなどして店のスタッフとコミュニケーションを取ることができる。宗教の戒律で食べられない食材がある人にも有効で、メニュー表示に盛り込む動きが都市部の飲食店などで広がりつつある。
来年の東京五輪・パラリンピックも見据え、県は大分市の鶴崎工業高生にデザインを依頼。4パターンの候補の中から県国際交流員の意見を踏まえ、一つに絞り込んだ。「見やすく、店側も使いやすい色合いにした」という。
客が注文する際、食べられない食材にチェックして提示する「アレルギーコミュニケーションシート」などを盛り込んだ冊子(A4判8ページ)を2千部作製。シートには英語、中国語、韓国語を併記した。
加工品で表示が義務づけられている特定原材料の7品目は、メニューに貼って活用できるようシールも千枚作った。いずれも保健所を通じて配布を進めている。
「少しでも多くの飲食店や旅館・ホテルに利用してもらいたい」と県食品・生活衛生課。調理時には意図せずに微量のアレルギー物質が混入するリスクがあり、接客係と調理場の不十分な情報伝達で事故を招く恐れもあるため「慎重に対応してほしい」と呼び掛けている。県は食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の普及も進めている。食品を扱う事業者への導入を後押しするため、衛生管理のポイントをまとめたマニュアルを既に作製。新年度にはセミナー開催も計画している。
なるほど!
確かに文字を使わずに「絵」で伝えれば、
国籍や使う言語だけでなく、小さい子供だって判ります。
ということで、
大分県の視覚記号をインターネットで探してみたのですが、
すみません、見つかりませんでした。
代わりに「東京都」のウェブサイトを発見!
なんと無料でデータを配布、
自由に使えるようになっています!
食品ピクトグラム(絵文字)とは
宗教戒律上「食べてはいけないもの」のある方々や、ベジタリアン、食物アレルギー等によって、「食べられないもの」のある方々に向けて、料理に使用する食材を示すものです。
なお、当サイトで利用できるピクトグラム35項目については、アレルギー特定原材料および特定原材料に準ずるもの、宗教上、ベジタリアンに特に考慮すべき項目より選定いたしました。
たくさんの外国人の方が、安心して食事を楽しんでいただくために、ご利用ください。
「ピクトグラム」とは「絵文字/絵単語」のことです。
説明にもあるように、
アレルギー源となるものやベジタリアンや宗教上などの理由により
食べることのできない食材を示すための絵文字です。
ということで、
さて、このマークは何を意味しているのでしょうか。
正解は「魚」です。
ではこれは何のマークでしょうか。
ヒント)以下にマーク化された食材名を並べます。この中にあります。
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- 馬肉
- 羊肉
- 魚
- 貝類
- あなご/うなぎ
- たこ
- いか
- 海老
- 蟹
- やまいも
- きのこ
- にんにく類
- 根菜
- マツタケ
- オレンジ
- キウイフルーツ
- りんご
- バナナ
- もも
- 乳
- 卵
- 落花生
- カシューナッツ
- クルミ
- なまもの
- 小麦
- そば
- ごま
- 大豆
- 酒
- ゼラチン
- はちみつ
さて、どれでしょう。
正解は「ごま」でした。
★ぶー!ポイント★
せっかくの視覚記号=ピクトグラムも
何を意味しているのか理解していなければ意味がありません。
一回見ておくといいと思います。
ちなみに
「東京2020オリンピック」
で使用される各競技を表すピクトグラムも
発表されてますね!
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。