今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」
手まりうた「あんたがたどこさ」わらべうた 童謡 名曲 Japanese children's song | しずか先生
あんたがたどこさ
肥後さ
肥後どこさ
熊本さ
熊本どこさ
船場せんばさ 船場山には狸がおってさ それを猟師が鉄砲で撃ってさ 煮てさ 焼いてさ 食ってさ それを木の葉でちょいと隠かぶせあんたがたどこさ
肥後さ
肥後どこさ
熊本さ
熊本どこさ
船場さ 船場川にはえびさがおってさ それを漁師が網さで捕ってさ 煮てさ 焼いてさ 食ってさ
ということで、今回は「ひご野菜」を探しに行きます。
2019年3月にこんな記事を載せました↓
せっかくなのでどこかで売ってないのか探してみたのですが
なかなか「ひご野菜」を扱っているお店が見つかりませんでした。
一応、レストランなんかはあるようなのですが数店舗。
欲しいのは調理済みではなく生の野菜に出会いたいのです!
とりあえず「水前寺のり」を探しに行きます。
前回の「平成駅」から「新水前寺駅」まで移動しました。
ここ「新水前寺駅前停」から熊本市電で「八丁馬場停」に向かいます。
確認、大事。
そして無事乗車。
「八丁馬場停」で降りました。
確認、大事(2回目)。
このあたりは「神水本町」と書いて「くわみずほんまち」って読むらしいです。
地元の人じゃないと絶対読めません。
確認、大事(3回目)。
もうすぐです!
到着しました。
左下から。
UMAMOTO WATER LIFE
熊本水遺産
水前寺のり及びスイゼンジノリ発生地
本市の水の風土を文化を後世に継承するため市民の水への愛着と誇りをもつよすがとして熊本水遺産に登録する
熊本市
茶色看板左。
国指定天然記念物「スイゼンジノリ発生地」
大正13年12月9日指定(指定面積約5.45h)水前寺成趣園の湧水は、水前寺川を経て上江津湖に流入するが、この水域に自生する茶褐色で不定形の籃藻がスイゼンジノリである。明治5年(1872年)にオランダの植物学者スリンガーによってはじめて世界に紹介された。
九州の一部に自生する日本特産の籃藻類で、成趣園のイケで発見されたものである。生育地は気温変化が少なく年平均水温が18度ぐらいの清冽な湧き水で、水深も50cm以下、流速も遅く、水底は砂礫が多く、マコモ、セキショウなどの水草が程よく繁茂しているようなとこrでなければならない。
その特異な形態と生態、ごく限られた場所にしか分布しない学問上めずらしい種類として、その発生地が国の天然記念物に指定された。
乾燥したものは「水前寺海苔」として懐石料理の材料になっており、江戸時代は名産として肥後藩の献上品の一つとなっていた。
昭和28年の熊本大水害以来、江津湖の環境変化が著しく、現在目視では確認できない状況にある。国指定天然記念物「スイゼンジノリ発生地」の保護状況について
- 大正13年12月9日 国指定天然記念物に指定(上江津湖北西部の約5.45h)
- 昭和28年熊本大水害による堆土、溢水により絶滅が伝えられる。
- 昭和41年現地調査を行い現在の保護区域でスイゼンジノリが存在していることを確認
- 昭和43年石積み護岸による保護区域を設定(約0.29h)
- 平成20年コンクリートパネルによる特別保護区域を設定(約0.08h)
茶色看板右。
国指定天然記念物スイゼンジノリ発生地の保護について
現在、国指定天然記念物スイゼンジノリ発生地は、湧水量の減少や水質の変化により環境が悪化しております。
熊本市教育委員会では、環境改善の対策として、スイゼンジノリの生育に必要な水位を確保するために、保護区内にパネルの仕切を設け、特別保護区域として保護しております。
今後、特別保護区域の環境について、経過観察を行っていきますので、ご協力お願いいたします。
平成21年2月 熊本市教育委員会
スイゼンジノリがとても厳しい状態だと判りました。
実際の保護区はこんな感じです。
私にはとてもキレイな湧き水が絶え間なくあふれ出て保護区の中を潤し続けているように見えました。
が、どれがスイゼンジノリなのか判りませんでした。
看板にもあるように、ここにはもういないのかも知れません。
少し先まで歩いてみました。
大きな木を中心に森のような場所がありました。
そこに看板がありました。
国指定天然記念物
スイゼンジノリ発生地
大正13年12月9日指定
スイゼンジノリは、水前寺や江津湖の清冽(せいれつ)な湧水に発生する分裂藻類に属する淡水藻で、藻類では一番下等な仲間である。
学問的に注目されたのは明治5年(1872)にオランダの植物学者スリンガルが、水前寺に敬意を表してサクルム(神聖な)という名前をつけて発表したからである。
淡い暗緑褐色をした不規則な心天(ところてん)のような塊で直径は3cm内外である。年平均18度ぐらいの清澄な水に浮んだり沈んだりして生育している。その特異な形態と生態、ごく限られた場所にしか分布しない学問上珍奇な種類として国の天然記念物に指定された。
乾燥したものは、水前寺海苔(のり)として懐石(かいせき)料理の材料となる。江戸時代は名産として肥後藩の献上品のひとつとなっていた。
以前は広い範囲に発生がみられたが、年々その発生状態が悪くなり、今はフェンスで囲まれた中だけで細々と命脈を保っている。熊本県教育委員会(昭和63年3月 建)
遠くで足こぎボートが浮かんでいます。
緑もキレイだったのですが「水」の印象の強い湖です。
湖というより穏やかな川のような印象です。
こんな場所だからこそ、
スイゼンジノリは生きていけたのですね。
その後ネットで調べていたらこんな記事を見つけました。
なんと、
ここ熊本・水前寺だけでなく、
福岡・朝倉でも「養殖」に成功しているみたいです!
それでも年間20トン、
しかも5年以上も前の記事です。
もしかすると、朝倉でも厳しい状況なのかも知れません。
さらに。
「ヒアルロン酸の5倍の保水力」と銘打った
スイゼンジノリの成分が含まれた化粧水
なんかを見つけました。
私はなんか複雑な気持ちになりました。
いい経験をしました。
★ぶー!ポイント★
次へ続く。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。