福岡県西区姪浜にある「ウエストコート姪浜」がなんだか騒がしいです。
ということで観に行ってきました★
*展示はGW期間中だったのでもうありません。
姪浜に伝わる伝説
この絵は、姪浜に伝わる『竜王うさぎ伝説』と言う伝説をもとに制作しました。
物語は右側から始まります。
向かって一番右に描いたのは、ウサギとお坊さんの出会いで、オオカミに襲われそうなウサギをお坊さんが見つける場面です。その隣には、お坊さんが優しくウサギを抱き上げ、不思議な力でオオカミを退治している場面を描きました。次は、ウサギとともに日本へ帰る際に嵐に遭ってしまう場面です。そして、突如、ウサギが船から飛び出し、荒れた海の上を走って、船が通れる航路をつくるという場面に続きます。最後に、お坊さんはそのできた道を通り、たどり着いたのが現在の姪浜です。お坊さんを送り届けたウサギは黄金に輝く竜へと姿を変え、天高く昇っていったそうです。その竜を黒板の上部へ描き迫力を出しました。この伝説は誰もが目を引くようなモニュメントとなり、姪浜南口にあります。
これらの場面はすべて上に描かれているように表現しました。そして、中央に立っている少女が、この伝説を地域の人に知ってもらいたいという意志を込めて紙を散らしています。
私たち福岡女子高校美術部一同、この福岡女子高校跡地に姪浜の伝説を地域の方々に広めたいと思い、この作品を描きました。ぜひ、みなさんも中央に立ち少女の真似をし、写真を撮って、一緒にこのお話を広めるお手伝いをしませんか?福岡市立福岡女子高等高校 美術部
知りませんでした。
ということで、物語について調べてみました。
物語について色色なサイトがありましたが、
今回はこちらのサイトを参考にさせて頂きました。
せっかくなので絵本風にアレンジしてみます。
竜王うさぎ伝説 〜白ウサギの恩返し〜
今から750年前の鎌倉時代。
ひとりのお坊さんが宋の国、昔の中国で厳しい修行をしていました。
8年が経ち、修行を終え、母国日本へ帰る時のお話です。
薄暗い山道を歩いていると、オオカミに追われている一匹の白ウサギに出会いました。
お坊さんは白ウサギを助けたところ、白ウサギはお坊さんから離れようとしないので、お坊さんは懐に白ウサギを入れてあげました。
お坊さんは海にやってきました。
そこから船に乗って日本を目指します。
白ウサギも一緒です。
航海は何日も何日も続きます。
やがて空を雲が覆い、風が強まり、波が高くなってきました。
そして海は大時化おおしけとなってしまいました。
船が今にも沈みそうになった、その時です。
お坊さんの懐にいた白ウサギがいきなり飛び出し、
荒れ狂う海の中へと飛び込んで行ったのです!
すると、
白ウサギのカラダから黄金色の光が立ち上り、
ウサギが駆けて行った後はみるみるうちに
海は穏やかさを取り戻していきます。
船は白ウサギの作った海の道を進んでいき
やがて浜に着くことができました。
それを見届けると黄金色に輝くウサギの姿は
空高く舞い上がり、やがて竜王の姿となり
天に消えていきました。
というお話。
この話に出てくるお坊さんとは
南浦紹明なんぽしょうみょう、
後に大応国師だいおうこくしと呼ばれた僧侶と言われています。
そしてウサギの導きでたどり着いた先が
今の福岡県福岡市西区姪浜とされています。
史実では帰国後、大応国師は大宰府に崇福寺の礎(今は千代町に移転)を、姪浜に興徳寺を開山するなどし、数千に及ぶ師弟を育成し、日本臨済禅の根源をなしているが、昨日取り上げた栄西(千光国師)といい、今日の円通(大応国師=南浦紹明)といい、宋から禅を学んで帰ってくる海路での龍王のご加護の話が残っている。
ちゃんとしたマンガで表現されている人もいます。
姪浜の駅からさらに海の方へ向かうと
立派なお寺があるのは知っていました。
それが興徳寺こうとくじで、こんな伝説があったなんて。
福岡市営地下鉄空港線・JR筑肥線 姪浜駅南口。
改札を出て左手にそのモニュメントが見えます。
波の形にウサギと竜。
やっと意味が分かりました。
ちなみに
このモニュメントから徒歩1分で
二田哲博クリニック姪浜があります。
★ぶー!ポイント★
【絵本読み聞かせ】因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)/童話・日本昔話・紙芝居・絵本の読み聞かせ朗読動画シリーズ【おはなしランド】
なんだか、因幡の白兎の話に似ていますね。
こんな話が姪浜にあったなんて。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。