いつもとても興味深い調査を行ってるカゴメ社の
「カゴメ野菜定点調査」の2018年版に
子どもが好きな野菜・嫌いな野菜ランキング
がありましたので紹介します。
対象は1歳以上高校生以下のお子さんがいる1160名です。
では早速気になるランキングを紹介していきたいと思います。
第10位(24.1%)
ダイコン
旬 :冬
注目成分:イソチオシアネート
期待効果:発がん予防 腫瘍化予防 など
根の部分をすりおろすことで発生する発がんや腫瘍を抑えるイソチオシアネート。熱に弱いのでおろしたダイコンは生で食べるのがお薦めです。
第9位(25.5%)
キャベツ
旬 :春・夏
注目成分:ビタミンU
期待効果:別名「キャベジン」 胃腸粘膜強化 肝臓機能強化 など
胃酸の分泌を抑え、傷ついた粘膜を修復する働きを持ったビタミンUは熱に弱い成分なので葉が柔らかい春キャベツは生食用にピッタリ!です。
第8位(26.7%)
タマネギ
旬 :春・秋
注目成分:硫化アリル
期待効果:血圧を下げる 動脈硬化抑制作用 中性脂肪を下げる など
独特の辛味成分の硫化アリルは、体内でとても強力な殺菌作用を持つアリシンに変化します。水に溶けやすく熱に弱いので生で食べましょう。
第7位(30.3%)
カボチャ
旬 :秋
注目成分:ビタミンE
期待効果:抗酸化作用、免疫力向上、がん抑制、細胞老化予防 など
他の野菜に比べて多くの抗酸化作用のあるビタミンEを含んでいます。脂溶性、つまり油に溶けやすい性質を持っています。
第6位(31.2%)
ニンジン
旬 :秋
注目成分:β―カロテン
期待効果:抗酸化作用 免疫力強化 など
語源となったニンジンは同量なら西洋カボチャの約1.7倍、ミニトマトの約7倍も含んでいて、特に皮の部分に多く含まれています。
第5位(33.7%)
ブロッコリー
旬 :冬
注目成分:ビタミンC
期待効果:抗酸化作用 風邪予防 美肌効果 など
野菜の中でもトップクラスのビタミンCが含まれていますが、水に溶けやすく熱にも弱いので生食がお薦め。特に茎の部分を食べましょう。
第4位(38.4%)
サツマイモ
旬 :冬
注目成分:ビタミンC
期待効果:整腸作用 抗酸化作用 など
食物繊維とヤラピンという成分が腸内を整えてくれます。皮の紫色はアントシアニン、安納芋の中のオレンジ色はカロテンの色で、どちらも抗酸化作用を持っています。
第3位(39.0%)
キュウリ
旬 :夏
注目成分:カリウム
期待効果:高血圧予防 など
最も栄養のない果実としてギネスブックに載っているキュウリですがカリウム、ビタミンK、ビタミンC、食物繊維が豊富に含まれているのに低カロリーなスゴい野菜です。
第2位(41.2%)
ジャガイモ
旬 :秋
注目成分:ビタミンC
期待効果:抗酸化作用 風邪予防 美肌効果 など
ジャガイモのビタミンCは熱に強く性質を持っているので加熱調理に向いています。主成分のでんぷん=糖質を多く含んでいるので食べ過ぎには注意が必要です。
第1位(44.6%)
トマト
旬 :春・夏
注目成分:リコピン
期待効果:強力な抗酸化作用 動脈硬化抑制作用 がん予防 など
β―カロテンの2倍、ビタミンEの100倍の最強クラスの抗酸化作用を持つリコピン。油に溶けやすく熱にも強いのが特徴。加熱調理向きです。
という結果でした。
どれも親しみのある野菜ばかりですね。
支持率を見ると
10位 24%(約4人に1人)〜
1位 44%(約2人に1人)
とだったので
この野菜だけ!というよりは
色色な野菜が好き、という人がほとんどのようですね。
ここに挙がった10個の野菜、
全部使って何かを作るとしたら、
あなたは何をイメージしますか?
とっても興味深い、そんなランキングでした。
次回は「嫌いな野菜」を見ていきたいと思います。
★ぶー!ポイント★
ここに挙がった10個の野菜、
全部使って何かを作るとしたら、
あなたは何をイメージしますか?
とっても興味深い、そんなランキングでした。
次回は「嫌いな野菜」を見ていきたいと思います。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。