恋すると糖尿病になってしまう?!
恋が糖尿病の原因?!
こんな記事を見つけました。
台湾に住む男性の涙ぐましい努力にまつわるエピソードが、現地で人気のフォーラム「Dcard」に投稿され話題となっている。
ある男性は、毎日近所のセブンイレブンでコーヒーを購入することを日課としていた。そして必ず店員に砂糖を5つ入れるよう頼んでいたそうだ。最初のオーダー時、この店員に「(砂糖を5杯も入れたら)甘すぎるのでは?」と聞かれ、この男性は「君ほどじゃないよ」と答えたという。
そう、男性はこの女性店員に恋をしていたのだ。「砂糖5杯」は人とは違ったオーダーをすることで、彼女に覚えてもらおうという作戦だ。「君ほどじゃないよ」と言われた彼女が笑ってくれたことから、彼は連日砂糖5杯入りのコーヒーを買い続けた。
彼は彼女を射止めることができたのだろうか。フォーラムの書き込みの最後の一文には、衝撃のラストが待ち受けていた。
「その2年後、僕は糖尿病になりました」
このフォーラムは、男性本人による悲しい恋の回顧録だったのだ。
・・・。
なんともコメントし辛いお話です・・・。
気を取り直して・・・。
いつの間にかどこのコンビニでも淹れたてコーヒーが飲めるようになりました。利用されている人も多いと思います。簡単便利、値段もそこそこで、何より淹れたてがいい!というコーヒー派の人もまわりに結構いますね。
世界中で愛されているコーヒー。中でもコーヒー好きな国ってどこでしょう。調べたら、こんな記事を見つけました↓
1年間に飲むコーヒーの消費量第1位はルクセンブルグで驚きの2844杯!1日に約7.8杯。これは8時間睡眠を取るとして起きている間2時間毎に1杯飲んでいるという計算です。6時に起床してすぐに1杯、8時に1杯。会社に行って10時に1杯。昼休みに1杯。14時に1杯。夕方16時に1杯。帰宅する前の18時に1杯。食後の20時に1杯。お休み前の22時に1杯、という感じで8杯、スゴいです!
日本は第30位で340杯。1日1杯飲む感じです。意外だったのは20位のアメリカ、411杯だと1日1.1杯なので日本とあまり変わりません。
コーヒーは低カロリーと言われていますが、栄養成分はというと、
コーヒー(100gあたり)
- エネルギー・・・・・・・・4 kcal
- 脂質・・・・・・・・・・・0 g
- コレステロール・・・・・・0 g
- ナトリウム・・・・・・・・1 mg
- カリウム・・・・・・・・・65 mg
- 炭水化物・・・・・・・・・0.7 mg
- タンパク質・・・・・・・・0.2 g
となっていて、ゼロではありませんがほぼカロリーはないと言えます。
というのはいわゆる「ブラックコーヒー」の場合です。
まずは「砂糖」を入れた場合。
今回の主人公はコーヒーに「砂糖を5杯」と入れて飲んでいたようです。コンビニで砂糖5杯というと、多分スティックタイプ(3〜6g/1本)でしょう。5gとしたら、それは角砂糖(5g)と一緒です。サラサラしているのであまり多く入っているようなイメージはありませんが、スティック1本で角砂糖1個とほぼ同じです。
角砂糖(5g)・・・・19 kcal
ですので、5個分で95 kcalを毎日飲んでいたことになります。コーヒー自体にもカロリーは潜んでいるのでだいたい100 kcalを恋のために毎日2年間摂っていたことになります。
ちなみに、高カロリーのイメージの強い清涼炭酸飲料水、最もメジャーな『コカ・コーラ』は100 gあたり45.9 kcalだそうです。
つまり、カロリー上は彼はコーヒーではなく『コーラ200mlを毎日飲んでいた』とも言えるのです!
次に『ミルク』を入れた場合。
コンビニに置いてある「コーヒーフレッシュ」、愛用している人も多いと思います。無料だからと何杯も入れてみたり。でもあれは「ミルク=乳製品」ではないのです。
食品分類上の区分言うと『植物性油脂食品』『植物油脂クリーミング食品』になります。一般的な原材料はと言うと、
なので『乳』は一切使っていません。乱暴な言い方をすると『ミルクっぽくしたサラダ油っぽいもの』なのです。エネルギーは一般的な液体タイプ(5 ml)で約11〜15 kcalです。
考えてみれば判ると思います、ミルクなら常温で保存は難しいのでコーヒーメーカーの横に置いておけません。
もしミルクを入れたいのであれば、牛乳や生クリームの方がいいかも知れません(カロリーダウンになるとは言ってない)。
一息入れたい時。コーヒーは欠かせないアイテムです。でも、砂糖やコーヒーフレッシュを入れてしまうと、まったく別の次元の飲みものになるので注意!です。特にコーヒーを飲むというのは習慣になりやすいので、覚えておいてください。
恋しても、砂糖の入れすぎには注意注意。
★ぶー!ポイント★
ティータイムと言えば、コーヒーのほかに紅茶もあります。紅茶も同じ。日本茶の場合は砂糖もミルクも入れないので、もしよかったら日本茶にしてみませんか?
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。