テレビをつけっぱなしにしたり、スマホで動画みてたり、パソコンでゲームやっていたり、ついついそのまま寝てしまう、いわゆる「寝落ち」ってありますよねー。
今日忙しかったなー、そんな日は気づくと朝だったりして(体験談)。
でも、寝るときに部屋を暗くしないことが「太る原因」になるという研究結果があります。
研究は、国立環境衛生科学研究所が実施している、環境リスク要因と乳がんの発症との関連について調査しているコホート研究「シスター研究」に参加した、4万3,722人の女性(35~74歳)を対象に行われた。
参加者はがんや心血管疾患の既往歴がなく、夜勤や昼間の睡眠障害、妊娠した女性は含まれていなかった。質問票で、夜間の睡眠時に部屋の明かりやテレビをつけっぱなしにしているかを聞き、5年間の体重の推移や健康状態について調査した。
その結果、寝室でテレビや電灯をつけっぱなしにしている女性は、睡眠中に部屋を暗くしている女性に比べ、5年間で体重が5kg以上増えるリスクが17%上昇し、BMIが10以上増えるリスクが13%上昇した。
人工光の光源は、室内用照明や常夜灯、テレビ、時計付きラジオ、窓から差し込む街灯の光などさまざまだった。
5年間で
体重が5kg以上増えるリスクが17%上昇
BMIが10以上増えるリスクが13%上昇
電気を消さなかっただけで、これだけの事が!
ヒトの身体にはいわゆる「体内時計」があると言われています。それが本来暗くなる時間も明るいままだと狂ってしまうことでカラダに様様な悪影響を及ぼす、ということなのでしょう。
規則正しい生活。食事に関して言えば、朝昼晩と3食しっかり決まった時間に食べる。これは栄養的なことだけでなく、体内時計にも関わっていると言われています。簡単に言えば、朝起きて食事を摂ることで、頭だけでなく、消化器が動き出すことでリズムが整い、逆にいつも食べていない夜中に食事を摂ると、リズムが狂うということです。
明かりがあり、夜中も日中のように明るく過ごせるようになったのは、ヒトというイキモノで考えればつい最近のことで、それまでは太陽が出ていれば明るく、沈めば暗いという生活を長い間続けてきたことを考えれば、当然なのかも知れませんし、それこそ文字通り「不自然」な生活を今の私たちは過ごしているのかも知れません。カラダが生活の大きな変化について行けてないのかも、知れませんね。
★ぶー!ポイント★
ボタンを押すだけ。ものぐさせずに、暗くした部屋でしっかり休んで、がんばりましょう★(私もちゃんと消すようにします。)
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。