***前回***
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金沢おでんでお腹いっぱいになってホテルへ戻る時に美しいそれは現れました。
もてなしドームです。
2005年、JR金沢駅東口に完成したもてなしドーム。
もてなしドームは巨大なガラス張りのドームで、雨の多い金沢を訪れる観光客の方に傘を差しだすイメージで建設されました。石川県は年間降雨日数が全国で最も多い県で、地元では “弁当忘れても傘忘れるな” という言い伝えがあるほどです。
確かに初の金沢なのに雨模様でちょっと残念に思っていたのですが、『弁当忘れても傘忘れるな』と言われると逆に雨がよかった気がしてくるから不思議です。
そしてもてなしドームの先には、鼓門つづみもんが見えてきました。
190702 金沢駅・おもてなしドーム・鼓門(つづみもん)
夜間はライトアップされていて、真紅の門が様様な色へと変化していきます。降っていた雨で地面が光を反射してとても幻想的です。雨さえも演出のように感じます。
高さ13.7mもある2本の柱で支えられた鼓門は、伝統芸能の能楽のうがくである加賀宝生かがほうしょうで使われる『鼓つつみ』をイメージしてデザインされているそうです。
能楽とは室町時代、今から600年以上前に生まれた舞台芸術のことで、加賀宝生とはその名の通り古くから金沢の人々の暮らしに溶け込んで親しまれた伝統芸能「宝生流」の能楽のことらしいのです。無形文化財にもなっているそうです。
どんなものかと動画を探してみました↓
本当に地元の人々に愛されているのが伝わってきます。そんな金沢だからこその「鼓門」。とても納得です。
そんな鼓門+もてなしドームのある金沢駅ですが、
世界で最も美しい駅14選に国内で唯一選ばれた
そうなのです★
鼓門やもてなしドームについても詳しく書かれていますのでぜひ↓
そんな訳でホテルに戻り休んで翌朝再び「朝の鼓門」を観に来ました!
全然印象が違います★
駅の中にもミニチュアの鼓門がありました↓
木の長い棒を組み合わせただけなのに、このデザイン。鼓門ともてなしドームは金沢の人たち「らしさ」を表現しているのかも、知れません。
★ぶー!ポイント★
ひゃくまんさん。
石川県のPRキャラクター、なんだそうです。どうやら着ぐるみバージョンもあるらしいです。2015年の北陸新幹線の金沢駅開業をPRするために作られたらしいのですがモチーフが石川県の郷土玩具「加賀八幡起上り」だったため、肝心の北陸新幹線の車内に「乗車できない」という痛恨のエピソードとかがWikipediaに書かれてあります。なんだかとても面白いので詳しく知りたい人はどうぞ↓
▼ひゃくまんさんの公式サイト
初金沢の旅③へつづく。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。