かつおぶし、食べていますか?
鰹節かつおぶし
カツオの肉を加熱してから乾燥させた日本の保存食品。鰹節やその他の節を削ったものを削り節と呼ぶ。おかかは、鰹節、または削り節のことを指す。
日本では、701年には大宝律令・賦役令により、堅魚に分類される干しカツオなどが献納品として指定される。現在の鰹節に近いものでは、室町時代の1489年のものとされる『四条流庖丁書』に「花鰹」とあり、干物ではないかなりの硬さのカツオが想像される。江戸時代には、甚太郎という人物が現在の荒節に近いものを製造する方法を考案し、土佐藩(現・高知)では藩を挙げてこの熊野節の製法を導入した。江戸時代には鰹節の番付、明治時代には品評会などが開催された。
かつお節 栄養成分 100gあたり
- エネルギー 356 kcal
- 脂質 2.9 g
- コレステロール 180 mg
- ナトリウム 130 mg
- カリウム 940 mg
- 炭水化物 0.8 g
- タンパク質 77 g
- ビタミンC 0 mg
- カルシウム 28 mg
- 鉄 5.5 mg
- ビタミンD 6 µg
- ビタミンB6 0.5 mg
- マグネシウム 70 mg
とたくさんの栄養素がぎゅっと詰まった食品です。エネルギー356 kcalとなっていますが、鰹節はそのままで食べるのではなく、削ってふわふわにしたものを食べるのが一般的なので、100g食べるのは至難の業?です。
鰹節が和食の原点とも言われるその「うま味成分」にあります。このうま味成分を引きだし、和食の素となる出汁に染みこませることで美味しさと深みが料理全体に行き渡ります。
*さらに詳しい情報はこちら↓
先日、お邪魔した和食のお店では特徴の違う鰹節を何本か用意して、微妙に味わいや薫りを調整していました↓
そして私の住んでいるところには鰹節専門店があり、以前紹介しました↓
と、何かと出汁に注目している私です。
というのも、出汁を上手に活用することで、美味しさがアップするだけでなく、塩分やその他の調味料の量を減らすこともできますので、積極的に患者さんに勧めています。
先日、撮影クルーからプレゼントを頂きました! こちらです↓
つむぐ和(かつおぶし池田屋)
なんと手ぬぐいで包んであります!そっと手ぬぐいを外すと、
生ハムのような食べる削り節
厳選されたかつおを特製ダレに漬け込み、焙乾を重ね、中厚削り節に仕上げました。おつまみ、おやつにそのままお召し上がりください。
とあります!開けてみると、
一気に鰹節の香りが部屋中にふわわわわー。とってもいい薫りです。いぶした時のチップの薫りです。早速一切れ摘まんでみます。普通の息がかかるとふわふわ飛んでしまうような感じではなく、しっかりした厚み(と言っても薄い)です。
口に入れると薫りが先に、そしてすぐに鰹の味が追いかけてきて、やがてじゅわーと舌の上に拡がっていきます!
美味しいーーー★
これは美味しいです!おつまみ?おやつ?とんでもない!モッタイナイです!美味しさと薫りがぎゅっと詰まっています。
生ハム、と言えば生ハム感覚、、、舌触りがそんな感じもしますが、圧倒的に薫りがあって全然違う感じです!ご飯と一緒に食べると美味しいと思います!食べ過ぎちゃうのが心配になってしまう程、とても美味しい鰹節です!
★ぶー!ポイント★
鰹だけでなく、昆布やいりこなど出汁って凄いと思うのです。栄養がぎゅっと詰まっていてしかも美味しい!調味料の量が気になる人はぜひ出汁を使ってみましょう。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。