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適材適食 -てきざいてきしょく-

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619食目「Diabetes & Incretin Seminar in 仙台 〜糖尿病患者へのエンパワーメントアプローチを考える〜で講演させて頂きました」

「Diabetes & Incretin Seminar in 仙台 〜糖尿病患者へのエンパワーメントアプローチを考える〜で講演させて頂きました」【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

2019年8月28日水曜日、Diabetes & Incretin Seminar in 仙台 〜糖尿病患者へのエンパワーメントアプローチを考える〜で講演させて頂きました。

 

「Diabetes & Incretin Seminar in 仙台 〜糖尿病患者へのエンパワーメントアプローチを考える〜で講演させて頂きました」【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

講演会のタイトルともなっている「エンパワーメント」とはどういう意味の言葉なのでしょうか。

 

エンパワーメント

エンパワーメント(Empowerment)とは、組織の構成員一人ひとりが「力をつける」という意味。企業経営においては、組織としてのパフォーマンスを最大化するために、現場に権限を与え、従業員の自主的・自律的な行動を引き出す支援活動を指します。

エンパワーメントとは何? Weblio辞書

医療分野に限ると、

 保健医療福祉、教育、企業活動などにおけるエンパワメントには、人は誰もがすばらしい力を持って生まれ、生涯にわたりそのすばらしい力を発揮し続けることができるという前提がある。

そのすばらしい力を引きだすことがエンパワメント、ちょうど清水が泉からこんこんと湧き出るように、一人ひとりに潜んでいる活力や可能性を湧き出させることがエンパワメント(湧活)である。

医療や福祉、教育などの実践では、一人ひとりが本来持っているすばらしい潜在力を湧きあがらせ、顕在化させて、活動を通して人々の生活、社会の発展のために生かしていく。また、企業などの集団では、社員一人ひとりに潜んでいる活力や能力を上手に引き出し、この力を社員の成長や会社の発展に結び付けるエネルギーとする。これが組織、集団そして人に求められるエンパワメント(湧活)である。
エンパワメントには3つの種類がある。セルフ・エンパワメント(自分力エンパワメント)、ピア・エンパワメント(仲間力エンパワメント)、コミュニティ・エンパワメント(組織力、地域力エンパワメント)である。これらを組み合わせて使うことがエンパワメントの実現に有効であり、「エンパワメント相乗モデル」という。

エンパワーメント - Wikipedia

という意味になります。

これを糖尿病治療に限定するのであれば

  • 医療従事者の立場からは患者ひとりひとりの本来持っている力を引き出し、専門的なスタッフが個個に適切なサポートをしていくこと。
  • 患者の立場からは医療者に任せるのではなく自らが中心となって、自身の力で治療に向き合っていく。

という解釈が近いのでは、と私は考えています。

 

「Diabetes & Incretin Seminar in 仙台 〜糖尿病患者へのエンパワーメントアプローチを考える〜で講演させて頂きました」【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

今回私は『適材適食〜野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ』をテーマにお話させて頂きました。

個人栄養指導は患者と管理栄養士が向き合って話をしていきます。 どんなに話が盛り上がっても、どんなにスゴい約束をしても、患者が実行してくれなければ治療にはなりません。患者の気持ちを動かすことで行動につなげていく。試行錯誤中ですが、今私の中で取り組んでいる方法を紹介しました。

 

「Diabetes & Incretin Seminar in 仙台 〜糖尿病患者へのエンパワーメントアプローチを考える〜で講演させて頂きました」【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

二田哲博クリニック姪浜院長 下野大は『今こそ考える!糖尿病チーム医療』をテーマに話をさせて頂きました。

まさにエンパワーメントです。

2019年7月21日日曜日に福岡国際会議場で行われた第7回 日本糖尿病療養指導学術集会の時のテーマでもあります。その日の模様やその時説明に使用したスライドも動画で見ることができます↓

kozonoayumi.hatenablog.com

 

そして総合討論として『クリニックだからできる、CDEだからできる、CDEじゃなくてもできる、糖尿病多種種協働チーム医療を考える』を行いました。

そこで使用したのがresponレスポンというシステム。これがとても面白かったです。

respon.jp

 

リアルタイムアンケート、という説明の通りで、個々人がスマホでQRコードを読み込むことで、アンケート画面が現れ答えると、その場で集計、会場のモニタに表示されます。

とても簡単で、手軽。しかも、その場にいるすべてのヒトの意見を知ることができます。これはとてもスゴいツールです。

講演会を行う度に、会場ひとりひとりからの『意見』が欲しい。生の声が訊きたいと考えていました。私の講演内容は私個人の考えや弊院の考え方です。あくまでも1案に過ぎません。栄養指導は「糖尿病患者さんを良くしたい」という目標は1つでも、やり方は無限にあると思うのです。せっかくの機会、みなさんの、ひとりひとりのお話を伺いたい!と考えていました。

このようなツールがどんどんアップグレードしていつかそんな時がくればいいなと思っています。

 

仙台のみなさんはとても熱心でずっとメモを取って真剣に講演を訊いてくださいました。また近いうちにお目にかかれることを楽しみにしています。

 

★ぶー!ポイント★

「Diabetes & Incretin Seminar in 仙台 〜糖尿病患者へのエンパワーメントアプローチを考える〜で講演させて頂きました」【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

最後になりましたが、

今日参加頂いた医療従事者のみなさま、

森 るり子 先生 (森るり子内科クリニック 院長)

奥口 文宣 先生 (奥口内科クリニック 院長)    

大和 一美 先生 (やまと内科クリニック 副院長)

田村 陽子 先生 (やまと内科クリニック

藤澤 ひろえ 先生(鈴木研一内科クリニック

山家 真弓 先生 (ないとうクリニック

そして講演会のスタッフのみなさまに心から深く感謝申し上げます。

参加頂いたみなさま、ありがとうございました。

 

   

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

▲YouTube【こぞのあゆみチャンネル】では野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。