シンガポールのエドウィン・トン上級国務相(保健担当)は10日、健康関連の会合で、砂糖含有量が「非常に多い」と判断された飲料商品の広告を全面禁止する方針を表明した。糖尿病や健康増進対策の一環で、実現すれば世界初の厳格な取り組みとなる。地元紙ストレーツ・タイムズ(電子版)が伝えた。
保健省によると、糖尿病を抱える国民の比率は高所得国の中で最高水準に上り、糖分の過剰摂取の抑制が急務だ。砂糖の含有量が過度でなくても、多めの飲料については、パッケージ正面に「不健康」と警告するラベルの表示を義務付ける方針も打ち出した。2020年に対策の詳細な実施方針を発表する。
トン上級国務相は「消費者はより多くの情報に基づいた選択が可能になる。飲料メーカーに砂糖含有量を減らすよう促すことにもつながる」と新対策の意義を強調した。
転載元:
驚きのニュースです!
砂糖を非常に多く含む飲みものという点がポイントです。
引用元:コカコーラ1缶にどれだけ砂糖が入っているのか、一目で分かる写真:らばQ
左のコカ・コーラ1缶には39gの砂糖=角砂糖で約10個が入っています。(コカ・コーラ社のサイト)
あなたは角砂糖を10個、食べることができますか?ポリポリザクザク。難しいですよね。でも、飲みものだと飲めてしまうのです、しかも美味しく頂くことができてしまうのです。
今回は清涼飲料の代表としてコカ・コーラを取り上げましたが、コーヒーや紅茶にも気をつけなくてはいけません。
飲みものはさらに食べものと一緒に摂ることが多い、飲みものの糖分の他に食べものの糖分も加わることが多いのです。飲みものは無意識に糖分を摂り過ぎてしまう原因になりやすいのです。
★ぶー!ポイント★
食べものによって甘い飲みものが合う場合があります。それをダメ!というつもりはありません。そうではなくて、飲みものにも食べもの同様にカロリーや栄養が含まれているという意識を持ってほしいと想っています。
この飲みものはとっても美味しいし食事に合う。
だけど砂糖をたくさん含んでいるんだ。
という意識、です。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。