日本人にとってお米、ご飯は欠かすことができません。ところで、あなたは茶碗にご飯を盛り付けることを何と言いますか?
以前、取り上げた話ですが、
地図で色分けされていて判りやすかったので紹介します。
Jタウンネットは2019年7月24日から10月7日にかけて「よそう?つぐ? ご飯を盛り付けること、何と言いますか」というテーマで都道府県別アンケート調査を実施。全国1919人の読者から投票をいただいた。
選択肢は「よそう」「つぐ」「よそる」「盛る」「つける」「入れる」「その他」の7つ。ご飯を盛り付ける時の表現に、地域差はあったのだろうか。
まずは、都道府県別の結果を見ていこう。以下は、地域ごとに最も票数が多かった選択肢の色で、日本地図を塗り分けたものだ。
私は佐賀なのでマップの通り「つぐ」と言います。でもメジャーなのは「よそう」のようですね。以前纏めた時に語源を調べてみました。
- もる・・・・盛る :山のように盛る
- よそう・・・装う :整える
- よそる・・・装る?:盛ると装うが混ざった
- つぐ・・・・注ぐ :主に液状のもの
- つける・・・付ける
ということでどれも間違いではないようです。しかし使われる「地方」に特徴があるようです。
- よそう・・・東京・千葉、関西
- つぐ・・・・中国、四国、九州
地域によって言い方が違う、まさに方言ですね。
お米、年間どれくらい食べていると思いますか?
農林水産省にサイトに資料がありました。
米をめぐる関係資料(pdf形式)
この資料を見てみると、一人当たりの年間消費量は
- 昭和36年(1961年)・・・・・118.3kg
- 平成28年(2016年)・・・・・54.4kg
と半分にまで減っています。約半世紀で半分、です。平成に入ってからも減少傾向はとても顕著で、
- 平成 2年(1990年)・・・・・70kg
- 平成28年(2016年)・・・・・54.4kg
となっています。
これは明らかに日本人の米離れを表した結果です。確かに私自身も3食必ずご飯という事は少なくなってきています。
この資料の中にお米の銘柄についても書かれてありました。いわゆるブランド米です。抜き出してみると、
- 新潟 コシヒカリ
- 秋田 あきたこまち
- 富山 コシヒカリ
- 北海道ななつぼし
- 宮城 ひとめぼれ
- 山形 はえぬき
- 栃木 コシヒカリ
- 青森 つがるロマン
などが挙げられています。
産地としては
北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、山梨、長野、静岡、新潟、富山、石川、福井、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、兵庫、奈良、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島
がリストに載っています。まさに日本全国で米は作られています。私の生活圏で言えば、
福岡
- 夢つくし
- ヒノヒカリ
- 元気つくし
佐賀
- 夢しずく
- ヒノヒカリ
というブランド米があります。あなたの住んでいるところにもブランド米はあるはずです。
米こめ
米は、稲の果実である籾から外皮を取り去った粒状の穀物である。穀物の一種として米穀とも呼ぶ。東アジア、東南アジア、南アジア以外では一般的に主食として特別視することが希薄であり、日本語でいう「米」「稲」「飯」といった、植物としての全体と実、収穫前と収穫後さらに調理前と後などによる区別がない言語が多数ある。米は、稲の果実である籾から外皮を取り去った粒状の穀物である。穀物の一種として米穀とも呼ぶ。東アジア、東南アジア、南アジア以外では一般的に主食として特別視することが希薄であり、日本語でいう「米」「稲」「飯」といった、植物としての全体と実、収穫前と収穫後さらに調理前と後などによる区別がない言語が多数ある。
100 g あたりエネルギー・・・・・・356 kcal
脂質・・・・・・・・・0.9 g
飽和脂肪酸・・・・・0.3 g
多価不飽和脂肪酸・・0.3 g
一価不飽和脂肪酸・・0.2 g
ナトリウム・・・・・・1 mg
カリウム・・・・・・・88 mg
炭水化物・・・・・・・77 g
水溶性食物繊維・・・0 g
不溶性食物繊維・・・0.5 g
タンパク質・・・・・・6 g
ビタミンC・・・・・・0%
カルシウム・・・・・・5 mg
鉄・・・・・・・・・・0.8 mg
ビタミンB6・・・・・ 0.1 mg
マグネシウム・・・・・23 mg
一般的にお米と呼ばれる精米は、その殆どが炭水化物で、そのままエネルギーとなります。言い換えるとエネルギー補給に優れた食材と言えます。もちろん、量が多すぎるとエネルギー過多となりやすいとも言えます。
ではご飯はどれくらい食べるのが適量なのでしょう。
正確には個人によって異なります。が、目安を知りたいのであれば、たとえばこんなサイトはどうでしょう↓
ご飯だけで必要なエネルギーをまかなうのではなく、様様な食材から色色な栄養を摂ることが大事です。
★ぶー!ポイント★
栄養指導、食事カウンセリングとはあなたに合った食べものを、あなたに合った食べ方を見つけることです。
現在、生活習慣病、特に糖尿病の治療中の人、食事療法を行っている人などは医師や管理栄養士の指示に必ず従うようにしてください。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。