1日の中で最も元気で、最も気持よくて、最も時間のないのが朝。さらに朝が重要になるニュースがあります。
「朝食前」に運動することは、朝食後に運動するよりも2倍も脂肪を燃焼することが、イギリスのバース大学保健学部に勤めるハビエル・ゴンザレス氏の研究チームによって明らかにされました。これは即座に「体重が2倍減る」と結論づけられるものではありませんが、この発見はインスリンの働きを含めた代謝に関係するものであり、肥満解消の上で重要なカギとなるとのことです。
研究によると朝食前に運動をするのとしないのとでは、インスリンの反応に大きな違いがあることが分かったそうです。
朝食を食べずに運動したグループは、食後のインスリン血症レベルが下がり、インスリン感受性が高まった、とのことです。さらに運動中のエネルギー源は炭水化物ではなく脂肪を消費する傾向があったそうです。
夜中に食べると太る、なんて話は聞いたことがあると思います。食べるのに適した時間というのがあるように、運動にもより効果的な時間、タイミングがあるのかも知れません。
朝、運動するためには早く起きなくてはいけません。早く起きるためには充分な睡眠を取らなくてはいけないので早めに寝ます。早めに寝るので夕食の時間も早まります。そうしてあなたのカラダにとって段段バランスのいい生活リズムが出来てくるのです。
★ぶー!ポイント★
朝食に野菜を食べるという人が少ないことが厚生労働省の調査で分かっています。1日3食。毎食160gの野菜を一番最初に食べるベジ・ファーストを。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。