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適材適食 -てきざいてきしょく-

あなたに合った食べものを、あなたに合った食べ方で。

690食目「Diabetes & Incretin Seminar in 鹿児島」適材適食 ~野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ~をテーマに講演させて頂きました。

「Diabetes & Incretin Seminar in 鹿児島」適材適食 ~野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ~をテーマに講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

2019年11月13日水曜日、糖尿病の治療に携わる医療関係者向けのDiabetes & Incretin Seminar in 鹿児島にて講演させて頂きました。

 

私は「適材適食」 ~野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ~というテーマで野菜摂取の現状や勧め方、そして治療中断などの話をさせて頂きました。

姪浜院長 下野は『広がった 糖尿病治療薬の選択』 と題して薬物治療の現状や、食事と運動の重要性について話をさせて頂きました。

 

「Diabetes & Incretin Seminar in 鹿児島」適材適食 ~野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ~をテーマに講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「Diabetes & Incretin Seminar in 鹿児島」適材適食 ~野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ~をテーマに講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「Diabetes & Incretin Seminar in 鹿児島」適材適食 ~野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ~をテーマに講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「Diabetes & Incretin Seminar in 鹿児島」適材適食 ~野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ~をテーマに講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

「Diabetes & Incretin Seminar in 鹿児島」適材適食 ~野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ~をテーマに講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

会場は、予備席がたくさん並ぶ程多くの医療関係者の人が集まってくださいました。講演中は終始ノートに書き込んでいる人の姿がたくさん見られ、閑かなる熱意を感じました。

 

質疑応答の内容を記します。

 

ーーーひとり暮らしでなかなかたくさんの野菜を食べられない。野菜を食べる量をアップするのには実際どのようにしたら良いのか?調理方法の工夫が必要か?

 

調理方法の工夫によって食べる量が変わります。生で食べる場合はどうしてもかさばりますが、茹でたり煮たり焼いたりと熱を加えることで食べやすくなり、結果食べる量も増えます。ただし、何でもかんでも加熱がいいワケではありません。野菜に含まれている栄養素のうち、ビタミンCなどは大変熱に弱いので、加熱することで一気に減ってしまいます。一方、βーカロテンなどは熱に強いので充分に摂取することができます。

また、弊院の通院患者対象に行ったアンケート調査の結果によると、1日の野菜の摂取目標350g以上達成できている人ほど、朝昼夕の3食全てで野菜を食べているという傾向がみられました。
食事カウンセリング(=栄養指導)の時に患者さんに「野菜を食べていますか?」と質問すると多くの患者さんは「食べています」と答えてくれます。そこで具体的に尋ねてみると「夕食の時は食べている」という事が多いのです。
野菜の摂取の大きな目的に食物繊維の摂取があります。食物繊維は食後の急激な血糖値の上昇を抑える働きを持っています。血糖値は毎回の食事=朝昼夕それぞれで上がるので、夕食だけでなく、朝や昼も野菜を食べた方がよく、その合計が350g。つまり一食で一気に350gの野菜を食べるのではなく、毎食120gを目安に野菜を食べることを意識すれば、ハードルを下げ、実行しやすくなるのではと考えます。

 

 

ーーーキレイな野菜を用意するために、たとえば特別な八百屋に行くべきですか?産地などこだわりが必要か? 

弊院で行っている野菜教室で使用している野菜は、目の前歩いて1分のスーパーで揃えています。なぜスーパーで購入するか。それは誰もが簡単に入手できなければ意味がないからです。特別な入手経路は普段使いには向きません。レシピを開発する時も、できる限り、簡単に入手でき、手間もかからず誰にでもでき、そして美味しいものをというのがコンセプトです。簡単であればあるほどよいと考えています。目指すは「レパートリー入り」です。作って貰って、食べて貰わなければ意味がないと思っています。

スライドなどに登場する野菜は一部レンタルポジのものもありますが、基本的に普通に誰もが入手できるもの、です。スーパーに並んでいる野菜は品質管理されているので良い状態です。その中から野菜ソムリエ上級プロとしてよりよいものを選んでいます。

旬の野菜を詳しく知らなくても、見つける方法があります。スーパーや八百屋に行った時、店頭に並んでいたり、目立つPOPがあったり、積極的に売っている野菜はまず旬のものです。旬の野菜は栄養価も高く、美味しいのに、収穫数が多いので安く、入手しやすいです。

 

 

 

★ぶー!ポイント★

「Diabetes & Incretin Seminar in 鹿児島」適材適食 ~野菜を食べましょうと「言わない」アプローチ~をテーマに講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

最後になりましたが、

参加頂いた医療従事者のみなさま、

西尾 善彦 先生 (鹿児島大学 大学院 糖尿病・内分泌内科学 教授)

そして講演会のスタッフのみなさまに心から深く感謝申し上げます。

参加頂いたみなさま、ありがとうございました。

 

   

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

▲YouTube【こぞのあゆみチャンネル】では野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。