2019年12月7日土曜日。講演会を終えてホテルへ向かう途中でどうしても行きたかったお店に立ち寄りました。それがこちら↓
吉野本葛 天極堂てんぎょくどう
吉野の葛って有名ですけど、なぜでしょう。
クズ(葛、学名: Pueraria montana var. lobata)は、マメ科クズ属のつる性の多年草である。日本では、根を用いて食材の葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている。
和名は、かつて大和国(現:奈良県)吉野川(紀の川)上流の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来する。漢字は葛を当てる(「葛」で表記する場合もある)。
そもそもクズの名前自体が吉野川流域の地名から来ているですね★なるほど!勉強になりました!
漢方薬の葛根湯かっこんとうはまさに字の如くで、クズの根を使ったクスリ=生薬で、発汗作用、鎮痛作用があるとされ、風邪や胃腸が弱った時によいとされていますね。
そもそもこのクズは、根の部分から取れるデンプンの部分。透明にまで精製するのにはとても手間や時間がかかるそうです。
右から吉野本葛、葛きり、葛もちの3つをゲット、家まで連れて帰ってきました。
葛もち
弾力があって、でもすぅーと切れて、思ったよりべたつきません。食べるとしっかり葛の独特の味。きな粉と黒蜜という最高のパートナーと一緒に食べるととっても美味しかったです★ さすがです★
★ぶー!ポイント★
クズという言葉だけを訊くとなんだかとても悪いイメージがありますね、そう、屑です。
くず〔くづ〕【×屑】
- 物のかけらや切れ端などで役に立たないもの。「糸屑」「裁ち屑」
- いい部分を取ったあとの残りかす。「屑米」「売れ残りの屑」
- 役に立たない人のたとえ。「人間の屑」
なんだか最低な意味しかありません・・・。でも、葛の字にするとクスリとしても役立つし、そもそも美味しいし、最高。
同じクズという音を持つ言葉なのに、最低と最高の両方があるのってクズだけじゃないでしょうか。ちなみに屑でも星屑と言えばとてもロマンチックな言葉になりますね★
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。