3歳児と言えばエネルギーの塊。起きてる間は常に動き回り、無駄に走っています。私の甥っ子も3歳児。たまに会うと、まずじっとしていることがありません。その一方で、少しずつ色色な事が判り始めてきて、会話が楽しいです。本当にスポンジのように新しいことをどんどん覚えていきます。成長が目に見えるとはこのことです。
そんな3歳児について気になる記事を見つけました。
3歳の頃、手足の爪が剥がれる謎の病にかかった。
母と別室に通され
医「お母さんはどんなご飯作ってくれる?」
私「美味しいのいっぱい!食べたらお外で遊ぶの!」別室の母
医「栄養失調です。何を食べさせてます?」
母「3人前のご飯食べてるのに……!?」医「それだけ食べてるのに栄養失調だと、もしかして内臓に異常があるのかも……」
母「」
医「お子さんはよく外で遊ぶ方?」
母「……目が覚めてる時は大体元気に走ってます」医「あっ、運動しすぎだこれ~! お子さん1ヶ月は外に出さないで!
軟禁で!」
栄養失調だったそうです。
栄養失調(えいようしっちょう)または栄養不良(えいようふりょう)、栄養不足(えいようぶそく)(英: Malnutrition)とは、偏食や食料の不足、すなわち、多すぎたり少な過ぎる食事や1つ以上の重要な栄養の不足した食事により引き起こされる、動物が不健康になっている状態を指す一般的な用語である。動物は従属栄養生物であって、何らかの形で生体外からエネルギー産生に必要な物質を摂取せねば生きられず、飢餓が限度を超えた場合は餓死に至る。
このtwitterにつぶやいた3歳児の女の子のお母さんの話によると、女の子は3人前の食事量をぺろりと平らげているようです。食べ過ぎなくらい食べているのに何故栄養失調なのでしょう。
それは食べているものに問題があるのでしょう。運動するためのエネルギー=カロリー量は足りているけれども、カラダを作り維持する素材=栄養素が足りていないのです。
カラダを作り維持する栄養素とは、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などです。これらが不足していると栄養失調状態になります。最近では新型栄養失調とも呼ばれています。
食事なんてお腹いっぱいになればいい!というのは間違いです。私たちヒトは食事=飲んだり食べたりする「食べもの」の中から、自分のカラダを維持し保つための栄養素を得ています。バランスの良い食事という言葉は、偏りがなく過不足のないという意味なのです。
特に3歳児はまさに成長期。将来大人になるための準備期間です。幸いこの女の子は運動が大好きで、しかもよく食べているようです。後は何を食べさせてあげるか、どれだけ食べさせてあげるか、食事を用意する側にかかっています。
健康なカラダのためにも気をつけたいですね。
★ちゅー!ポイント★
爪に異変があったら、病院を受診しましょう。
そして栄養失調は3歳児だけの問題ではありません。若い人から高齢者まですべての人にとって気をつけた方がいいことです。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。