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761食目「血圧が下がらないのはストレスが原因かも!?」運動も食事も生活習慣を改善しても血圧が下がらない

「血圧が下がらないのはストレスが原因かも!?」運動も食事も生活習慣を改善しても血圧が下がらない【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

生活習慣病の中に高血圧症があります。

高血圧

日本人の高血圧の最大の原因は、食塩のとりすぎです。若年・中年の男性では、肥満が原因の高血圧も増えています。飲酒、運動不足も高血圧の原因です。高血圧は喫煙と並んで、日本人にとって最大の生活習慣病リスク要因です。
高血圧は、喫煙と並んで、日本人の生活習慣病死亡に最も大きく影響する要因です。もし高血圧が完全に予防できれば、年間10万人以上の人が死亡せずにすむと推計されています。高血圧自体は、過去数十年で大きく減少しましたが、今なお20歳以上の国民の二人に一人は高血圧です。

高血圧には本態性高血圧と二次性高血圧とがあります。二次性高血圧は、甲状腺や副腎などの病気があり、それが原因で高血圧を起こすものをいいます。睡眠時無呼吸症候群でも二次性高血圧を合併します。それに対し、日本人の大部分の高血圧は、それらの原因のない、本態性高血圧です。本態性高血圧は、食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレスや、遺伝的体質などが組み合わさって起こると考えられています。なかでも、日本人にとって重要なのは、食塩の過剰摂取です。

日本高血圧学会の高血圧診断基準は表1の通りで、診察室での収縮期血圧(最大血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上の場合を高血圧と診断します。また自宅で測る家庭血圧の場合は、診察室よりも5mmHg低い基準が用いられます。

高血圧 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

高血圧には様様な原因がありますが、厚生労働省のサイトにもあるように塩分の摂り過ぎが大きな原因のひとつになっています。予防のために、塩分を適量にする食事療法が必要です。

また肥満が原因で血圧が高くなっていくこともあります。食べる量と食べるものを調節する食事療法と、カラダを動かし筋肉を増やす運動療法があります。

高血圧は死に至る様様な病気の原因になりかねませんので、しっかり治療をする必要があります。

しかし、食事や運動など生活習慣を一生懸命改善しても血圧が下がらない場合があります。その原因のひとつがストレスです。ストレスが原因で高血圧が続き脳梗塞になった人の体験談を見つけましたので紹介します↓

dot.asahi.com

この話の主人公は責任ある立場で常に激務が続いていました。ある日脳梗塞に見舞われ、仕事量をセーブするようになってカラダの変化に気づいたそうです。それが高血圧の改善、でした。参考になるかも知れませんので、ぜひ上記の記事を読んでみてください。

 

 

★ちゅー!ポイント★

「血圧が下がらないのはストレスが原因かも!?」運動も食事も生活習慣を改善しても血圧が下がらない【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

誰もがストレスを抱えています。この話は職場におけるストレスでしたが、学校、家庭、友達関係、最近ではSNS上のストレスもあります。ストレスのない人はいません。だからこそ、ストレスと上手につきあう方法を見つける必要があります。

 

たとえば食事療法。カラダにいいことをしようと思って、食事を極端に制限したり、運動も必要以上に行えば、知らず知らずのうちにストレスとなってしまいます。それ以上にカラダに不調が出てくる可能性だってあります。

生活習慣を変えることは簡単ではありません。だからこそ、ストレスなくできることから始めるのが大切です。え!?こんなのでいいの?と思うくらい、物足りないぐらいから始めることが大切です。そしてもっと大切なことはそれを続けることです。どんな簡単なことでも継続となると大変です。ずっと続けるために、無理しない。これが長く続けるための秘訣です。長く続けられれば、それは習慣になります。

 

もし何かストレスを感じているのであれば、私たち管理栄養士や医師、医療スタッフに相談してみてください。それだけでストレスはかなり減るはずです。

 

ストレスを無くすことはできないかも知れません。でもストレスが気にならない毎日を送ることはできるはず、と私は考えています。

 

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。