ポワレ。
ポワソン。
と訊いてすぐに判るひとには問題にもなりませんが(もちろん私も含め)大抵の人は何のことやら、ただ何気なくおフランスな香りのする言葉だなーとは感じられるでしょう。ヒントはこちら↓
では正解を。
ポワレとはフランス料理の調理法のひとつ、です。
ポワレ(仏:poêlé)
現代(ヌーベルキュイジーヌ以降)では、ポワレ鍋(フライパン)に油脂をひき、表面をカリッと中身をふんわりした感触に具材を焼き上げる手法を指している。魚料理の調理法としてなじみ深いが、元々は肉料理で用いられていた料理法で、調理中は具材から出た脂や汁をかけ廻し、アロゼ(フランス語で水撒き)と呼ばれる。
調理の一例としては、魚の切り身に塩コショウして下味をつけ、オリーブ油で両面を色よく焼いた後、ソースと共に盛りつける。魚はウシノシタ(舌平目)やスズキ、アマダイなどの白身の魚や、マス・サケ類などがよく用いられる。ムニエルとは異なり、小麦粉などの粉をまぶさない。
なお、ポワレの本来の意味は蒸し焼きまたは表面をカリッと焼き上げる調理法だが、ソテー(sauté)とほぼ同じ意味で用いられる例もみられるようになっている。
ということで、早速チャレンジ。
これがコレになりました↓
タイ(鯛)のポワレ
皮はパリっとしていて、でも身はふっくら。しかも白身なのであっさり。とても上品な味です。酸味のあるバルサミコやレモンなんかとの相性抜群でとても美味しいです★
ポワソンとは魚、魚肉という意味です。
で、先程の鯛を使って今回作ったのは、
スープ・ド・ポワソン
Soupe de Poisson。南フランスの庶民の味、定番料理とも言われている魚の旨味をぎゅっと濃縮したスープです★ 魚介を使うという意味ではブイヤベースが有名ですが、スープ・ド・ポワソンの場合、主に魚のアラや背骨などを使うところにもより家庭的な感じがしますね。
これが見た目以上に濃厚で、魚、今回は鯛だけだったのですが、それこそ充分以上、期待以上に濃厚でとっても美味しいスープでした★
という感じで、ちょっとオシャレな感じ、でもとってもリーズナブルだけどびっくりする程美味しいポワレ+ポワソンの紹介でした★
★ちゅー!ポイント★
鯛って、いい味出します。大好き。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。