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適材適食 -てきざいてきしょく-

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802食目「野菜中心の食事は心臓を守ってくれる?!」他にもメリットいっぱいなそのメカニズムが解明されたらしい@SlashGear Japanより

「野菜中心の食事は心臓を守ってくれる?!」他にもメリットいっぱいなそのメカニズムが解明されたらしい@SlashGear Japanより【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

野菜はカラダにいい!というのは多くの人が知っていること、だと思います。ビタミンやミネラル、そして食物繊維を多く含む野菜はカラダの調子を整えてくれる大事な食材です。

 

「野菜中心の食事は心臓を守ってくれる?!」他にもメリットいっぱいなそのメカニズムが解明されたらしい@SlashGear Japanより【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

野菜については色々な研究がされていますが、今回はこちらを紹介します↓

野菜中心の食事は腸内細菌を変化させ、心臓を守る事が明らかに

腸は第二の脳と呼ばれているのはよく聞くようになりましたが、われわれが普段摂っている食事が腸内微生物にどのような影響を与え、どのような種類の細菌が棲み、善玉菌や悪玉菌に変わると言うことは最近では広く知られています。ある種の細菌は、精神衛生から炎症、体重、さらには心臓の健康まで、カラダのあらゆるものに良い変化を与える効果と関連しています。野菜中心の食事を摂るということは、心臓の健康を守る細菌を増やすのに役立つ可能性があることがわかっています。

この最新の研究は、『Journal of the American College of Cardiology』誌に発表され、野菜中心の食事を摂る事によって腸内細菌が心臓の健康に有益な可能性があることが詳しく述べられています。問題はTMAOと呼ばれる代謝物で、特に牛肉など赤身肉やその他の動物性食品を分解する腸内細菌によって生成されます。

この研究によると、TMAOは心臓病を発症し、心臓発作を起こすリスクの増加と関連があるという事を突き止めました。研究者らは、食事から動物性食品を排除するか、その量を大幅に減らすことで、腸内細菌に起因するTMAOも減少し、代謝物に関連するリスクの除去に役立つことがわかりました。

これは、過去に行われた研究「Nurses’ Health Study」に参加した女性看護師760人に、10年後の生活習慣の情報と血液サンプルを提供してもらった結果です。データを詳しく解析すると、この期間に冠動脈性心疾患を発症した女性は、血液中のTMAO量が多く、食事が不摂生で、BMIが高く、家族に心臓発作の経験がある人がいることがわかりました。

この調査期間中にTMAO値の上昇が顕著であった参加者は、冠動脈疾患を発症するリスクも67%高いことがわかりました。この研究の統括著者であるLu Qi医師は、「TMAOレベルの低下はCHDのリスクの抑える可能性があることを示しており、腸内マイクロバイオームは心臓病予防の新たな可能性であることを示唆している」と説明しています。

転載元:野菜中心の食事は腸内細菌を変化させ、心臓を守る事が明らかに | SlashGear Japan

 

なんと精神衛生、つまり心が穏やかで安らかにする効果から、炎症、体重、さらには心臓の健康まで、カラダのあらゆるものに良い変化を与える効果と関連している、とのことなのです。

野菜を中心の食生活を送ることで、食物繊維が腸内環境を整え、善玉菌と呼ばれる腸内細菌が増えるだけでなく、野菜中心により、動物性食品を摂ることが減ることも健康的なカラダを創るために有効に働いている、ということのようです。それが心臓の健康を守り、心臓病を予防することに繋がっているようです。

 

「野菜中心の食事は心臓を守ってくれる?!」他にもメリットいっぱいなそのメカニズムが解明されたらしい@SlashGear Japanより【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

腸内細菌と言えば、つい先日、こんな記事を紹介しました↓

 

 

★ちゅー!ポイント★

やっぱり「おなか」は大事です。

食物繊維は、腸内環境を整えてくれます。毎食120g、1日3食で350g以上の野菜を食事の最初にベジファーストとして5分以上の時間をかけて楽しみましょう。

 

 

  

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)

▲YouTubeでは野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。