新型コロナウイルスの感染予防で、人と人の接触機会を減らすために不可欠な平日の外出自粛に地域差が出ている。携帯電話端末のデータから分析した住民の在宅率は、東京23区で感染拡大前より2割近く増えたのに対し、福岡市は1割弱にとどまる。繁華街や主要駅のデータも同様の傾向で、東京に比べると福岡は住民の動きが鈍い。緊急事態宣言が全国に拡大する中、地方都市でも市民や企業にもう一段の行動変化が求められそうだ。
ドコモのケータイの電波で位置情報を把握、人の移動を算出した結果だそうです。記事内の数字だけ拾ってみると、
■在宅率
①2020年2月5日水曜日(平日)*感染拡大前*
東京23区 50.4%
福岡市 58.5%
②2020年4月1日水曜日(平日)*緊急事態宣言発出後*
東京23区 59.7%
福岡市 63.3%
③2020年4月15日水曜日(平日)*緊急事態宣言発出後*
東京23区 68.5%
福岡市 68.3%
■主要駅利用者数
④2020年4月15日水曜日(平日)*緊急事態宣言発出後*
JR新宿駅 75.0%減
JR博多駅 55.4%減
■繁華街の人出
⑤2020年4月17日金曜日(平日)*緊急事態宣言発出後*
東京・渋谷 64.3%減
福岡・天神 55.4%減
という結果だったそうです。
医療従事者である私は平日は勤務のため外出をします。街中も通勤の地下鉄の中も、いつもと比べて人が少ないです。人の集まる天神は空いているなーという感覚です。ただそれは日中で、日が落ちると途端に歩いている人は見かけなくなります。私も天神から帰る時は、少し時間をずらして混んでない時間帯の地下鉄を使うようにしています。
慢性疾患である生活習慣病、特に糖尿病のある人は、治療を続けなくてはいけません。新型コロナウイルスを警戒するあまり、薬を中断してしまったり、食事が疎かになってしまったり、運動しなくなってしまうことで、糖尿病を悪化させてしまいます。外出を控えることは必要です、ですが、自宅にいる生活の新しいリズムを整えていきましょう。
★ちゅー!ポイント★
例えば、買い物に行く前に買い物をしっかり考え、メモにして行くのもひとつの手です。何を買うのか決めておく。保存のことも考えながら献立を考えておけば、無駄なものを買わないで済みますし、悩む時間がなくなり、外出時間が減ります。外出の回数も減ります。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。