新型コロナウイルス感染症に感染しているかどうかを判断するPCR検査。最近よく耳にする言葉ですが、どんな検査なのでしょう。
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法
新型コロナウイルスの感染の有無を調べる現在の検査は「PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法」と呼ばれる。感染の疑いがある人ののどや鼻の粘液を採取。専用機器で新型コロナに特有の遺伝子配列を増やし、検出されれば「陽性」、検出されなければ「陰性」となる。検査精度には限界があり、正しい結果は「7割程度」との見方がある。
このPCR検査を外来として、しかも車に乗ったままドライブスルー方式で受けられる外来が新たに福岡市内に2020年5月1日を目標に誕生するそうです。
福岡市でもドライブスルー方式でPCR検査が実施されることになりました。専門の外来が来月1日に設置されます。
東京都で22日から始まったドライブスルー方式のPCR検査センターです。院内感染のリスクを減らし、検査数を増やすことが期待できます。
福岡県医師会は21日、県内5〜6ヵ所でPCR検査に特化した専門外来の準備が進められていることを明らかにしました。福岡市ではドライブスルー方式でPCR検査が実施される予定です。
現在、PCR検査は相談センターへの連絡が必要で、保健所が必要と判断した人だけが受けられる仕組みとなっています。しかし、件数が限られ、受けられなかった人から陽性が判明するなど、不十分な状況から厚労省が全国の医師会に改善を求めていました。
来月1日の開設を目指す福岡市の専門外来は、混乱を避けるため場所はまだ公表されていませんが、一般の医療機関で医師が診断し、紹介状があれば保健所を通さずに検査が受けられます。
また、北九州市にもPCR検査センターが設置されます。かかりつけの医師が必要と判断した場合に、保健所を介さずにセンターで検体を採取し、民間の機関でPCR検査を実施するシステムです。
検査には保険が適用され、流れが簡素化されることで、これまで件数が抑えられていたPCR検査の拡大が期待できるとしています。
旧・市立八幡病院の跡地が活用される予定で、来月上旬からの稼働を目指しています。
ここで注意です。この検査は誰でもいつでも自由に受診できるわけではない、という点です。大まかな受診までの流れは
- まずは一般の医療機関へ電話で症状を伝える。
- 医師の指示により受診する。
- 診察内容を踏まえ、医師が必要と考えた場合は、紹介状が出る。
- 紹介状を持参し、該当するPCR外来を受診する。
という感じになりそうです。
続報
福岡市は2020年5月2日から運用するとしています。
★ちゅー!ポイント★
大事なのは感染拡大を防ぐこと。新型コロナウイルス感染症は誰でも感染する可能性があります。と、同時に誰かに感染させてしまう可能性もあります。ドライブスルーのように極力接触を最小に減らし、検査を受けられるのであれば感染拡大のリスクを少しでも減らすことができます。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。