その驚くべき事件は、イギリスのビクトリア駅で2020年3月22日に起きました。
【AFP=時事】英国で、新型コロナウイルスに感染していると主張する男から唾とせきをかけられた鉄道職員の女性が、新型ウイルス感染により死亡した。女性が所属する労働組合が12日、明らかにした。
この女性はベリー・ムジンガ(Belly Mujinga)さん(47)。運輸従業員労組(TSSA)の発表によると、ロンドンのビクトリア(Victoria)駅で3月22日、同僚と共に被害を受け、2人とも数日後に新型ウイルス感染症を発症した。
TSSAは「2人はコンコースの切符販売窓口そばにいた際、一般市民の男に襲われ、唾を吐きかけられた。男は2人に向かってせきをし、自分はウイルスに感染していると告げた」と説明している。
ムジンガさんは体調を崩した後、4月2日に病院に搬送されて人工呼吸器をつけられ、3日後に亡くなったという。ムジンガさんは2000年にコンゴ民主共和国から英国に移住し、夫と11歳の娘がいた。
衝撃的なこの事件に対しては大きな批判が湧き上がり、英政府も「卑劣」と非難。英鉄道警察(British Transport Police)は、事件の捜査を開始したことを認め、目撃者に情報提供を呼び掛けた。
- なぜ新型コロナウイルス感染症に感染していると判っていたのでしょう。
- なぜ新型コロナウイルス感染症に感染している人が駅を利用していたのでしょう。
- なぜ感染しているのが判っていて他の人にツバを吐き、咳をしたのでしょう。
- なぜ自身が感染していると告げたのでしょう。
私には全く理解ができません。。。みなさんにもそれぞれ思うことがあると思います。なので、敢えて何も言いません。
概要を整理してみます。
3月22日 事件発生
↓ 12日後
4月 2日 病院搬送 人工呼吸器を装着
↓ 3日後
4月 5日 永眠
(全くの想像ですが)
ツバをかけられ、咳を浴びせられ、新型コロナウイルス感染症に感染していると言われた彼女はすぐに消毒を行ったはずです。ツバや咳を浴びせられたのですから当然です、まして新型コロナウイルス感染症に感染していると訊かされているのですから、なおさら念入りに消毒を行ったはずです。にもかかわらず、わずか2週間で命を落としています。3密のような状況ではなく、たぶん事件はわずかな時間だと想像できます。30分も咳を浴びせ続けられていたとは考えにくいです。一部報道では彼女は呼吸器系の基礎疾患があったとしています。
とした時、新型コロナウイルス感染症のその凄まじい感染力が見えてきます。
★ちゅー!ポイント★
この事件、恐ろしいのは新型コロナウイルス感染症よりも、人間の心だと私は感じました。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。