この時期の思い出に赤じそのジュースがあります。祖母も母も作ってくれて、幼い頃からよく飲んでいた記憶があります。今年は自分で作ってみました。
つくりかたは簡単です。動画レシピを見つけたので紹介します↓わずか40秒足らずの動画です。
というわけで、赤じそです↓作り方は↑動画を観てもらうとして、調理順に写真を並べてみます。
この赤色はアントシアニンの色。アントシアンについては、こちらでお話しています↓
赤じそで真っ赤に染まったところへお酢を入れると、こんな感じに色が変わります↓
紫蘇の葉っぱも捨てずに使います。
特に赤じその赤色はアントシアニン系シアニジンという色素成分で、ご存知の通り梅干しの色です。そして塩もみして水分と灰汁を抜いて梅酢と食塩を入れて熟成させて乾燥させて細かくしたものが名古屋名物?のご飯のふりかけ「ゆかり」です。
そして私が作ったのがこちら↓
名付けてオイしそジュース★
とても爽やかな味で後味サッパリ。今の季節にピッタリです。
目に鮮やかなこの赤はアントシアニンだけでなく、強い抗酸化作用を持つβ-カロテンもたくさん含まれています。なんとその量は100g中11,000マイクログラムとトップクラスです!他にも食物繊維や、ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンKなど、カリウムなどのミネラル成分も豊富で、赤じそはとっても栄養価の高い食材なのです。
今回ジュース用のシロップにしましたが、問題は砂糖です。紹介した動画でも判るように結構たくさん入れるので、気になる人は注意。砂糖を入れずに作って、飲む時に市販の人工甘味料などを少しずつ足してみるのもアイディアです。また、味のない炭酸に入れて飲めば特に甘みがなくても美味しく頂けます。
★ちゅー!ポイント★
見た目も色鮮やかなオイしそジュース。今の季節限定で気軽に楽しめます。ぜひ挑戦してみてください。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。