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適材適食 -てきざいてきしょく-

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1002食目「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

その① お茶って緑色なのに茶の字を使う理由

その② お茶の種類

についてお話してきました。今回は前回に引き続き、お茶の種類をさらに深掘りしたいと思います。お茶は作り方と淹れ方などによっていくつかの種類に分けられていることは前回みてきました。今回はそれぞれのお茶の特徴にスポットを当ててみたいと思います。

 

茶葉を発酵させる度合いによって種類が分けられていました。大まかに

発酵させない・・・・不発酵茶

半分発酵させる・・・半発酵茶

発酵させる・・・・・発酵茶

に分けた時、それぞれのお茶の特徴を観ていくことにしましょう。まず不発酵茶は、大きく分けて2種類あって

(京都府公式サイトより転載)

収穫前に日に当たらないように覆いをするもの・・・覆下園おいしたえん

(京都府公式サイトより転載)

そのまま日に当てたままにするもの・・・・・・・・被覆下園露天園

といい、主に覆下園で育った新芽は柔らかくなるそうです。

お茶の種類/京都府ホームページ

 

まずは、不発酵茶の代表的なものの特徴を観ていきましょう。

 

■不発酵茶

覆下園

被覆下園/露天園

などがあります。

 

不発酵茶(覆下園)ーーーーーー

碾茶てんちゃ

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

棚など覆いをしている茶園(覆下園)で日光の直射をさけて育てた新芽を蒸した後、揉まずに乾燥させて作る。香り豊かで、まったりとした旨味がある。 

▼ 抹茶まっちゃ

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

抹茶は碾茶を茶臼で引いて粉にしたもの。

玉露ぎょくろ

 「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

棚など覆いをしている茶園(覆下園)で新芽に20日以上覆いをして柔らかい緑色の濃い芽を育てる。その新芽を蒸して揉みながら乾燥させて作ったもの。ふくよかなおおい香とまろやかなうまみをもつ最高級のお茶。鮮やかな緑色をしている。茶葉をそのまま食べることもできる。

かぶせ茶(熱湯玉露)

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

覆いをしている茶園(覆下園)で14日以上覆い、日光があたらないように育てた新芽を蒸して揉みながら乾燥させて作ったもの。煎茶のさわやかさと玉露の風味を合わせ持っています。

  • 覆いをして出来るのが碾茶
  • 碾茶を茶臼で粉にしたのが抹茶
  • 14日以上覆いをしたのがかぶせ茶熱湯玉露)。
  • 20日以上覆いをしたのが玉露

ということのようです。

 

 

 

不発酵茶(被覆下園/露天園)ーーーーーー

煎茶せんちゃ

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

おおいをしない茶園(露天園)の新芽をつんで蒸した後、揉みながら乾燥させて作る。さわやかな香りと上品な渋みのある味わい。日本で一番多く飲まれているお茶。

川柳かわやなぎ

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

番茶のひとつ。煎茶を作るときに出る葉の中から選別された緑色の太く大きい形のものを使う。あっさりとした風味がある。

ほうじ茶

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

川柳や煎茶を強火で炒って、香ばしいにおいを引き出したお茶。 

玄米茶げんまいちゃ

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

川柳や煎茶によく炒った玄米を混ぜたお茶。

▼京番茶きょうばんちゃ

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

一番茶を摘んだ後の親葉を蒸して揉まないで乾燥してから炒ったもので、葉や茎の形がそのまま残っている。独特な香りがある。

  • 茶畑で普通に摘んだのが煎茶
  • 摘み残りや形が不揃いな茶葉を集めたのが番茶
  • 煎茶には向かない大きく太い葉っぱを集めたのが川柳
  • 煎茶や川柳を強火で炒ったものがほうじ茶
  • 煎茶や川柳によく炒った玄米を混ぜたものが玄米茶

ということのようです。

 

 

 

半発酵茶ーーーーーー 

烏龍茶 

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

ウーロン茶。茶葉を途中まで発酵させてから、炒って発酵を止めた香り高いお茶。中国、台湾が主な産地。

 

 

 

発酵茶ーーーーーー

紅茶

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

茶葉を完全に発酵させてから乾燥して作る。お茶の色は赤みがかったオレンジ色で、香り高い風味が特徴。

 

 

というように、茶葉を

  • 発酵させない・・・・・日本茶
  • 半分発酵させる・・・・中国茶
  • 発酵させる・・・・・・紅茶

となるようです。確かに3つともそれぞれ独特の風味や味、特徴があるので、発酵が大きな役割を担っているのが判ります。*ただ、日本茶をみてきて判るように、色々な種類がありますのであくまでもイメージ、ということで。

 

 

 

さて、次に味について、です。とても判りやすい図を見つけました、こちらです↓

お茶の種類で選ぶ-茶葉の違い -お茶の時間にしませんか?|京都の茶匠-井六園

とてもイメージしやすいですね。あ、麦茶を説明していませんでした!

 

麦茶

「茶ばかり(色々なお茶の特徴)」お茶ってなあに?その③【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

殻付きのまま焙煎した大麦の種子を、湯で煮出して煎じたり、水で浸出して作った飲料である。麦湯(むぎゆ)ともいう。
大麦の種子を煎じたもので、一般的な茶葉から抽出されるカフェイン成分が含まれていないため、就寝前や幼児が飲むのにも適している。

今までは茶葉=お茶っ葉を使っていましたが、麦茶は大麦が材料なので、違う飲みもの、ですね。

 

(つづく)

 

 

★ちゅー!ポイント★

お茶って色々と種類があって、それぞれに特徴がある事が判りました。もちろんここではほんの一部。茶にはバリエーションがたくさんあるんですね。それぞれの土地に合った、その土地で育ったお茶もたくさんあるって事ですね。そういえば、鹿児島にも地元のお茶がありました↓

  

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。