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適材適食 -てきざいてきしょく-

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1010食目「お茶ってカラダにいいの?(お茶の効果)」お茶ってなあに?その⑦

「お茶ってカラダにいいの?(お茶の効果)」お茶ってなあに?その⑦【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

 

 

これまで6回にわたり、お茶について色々とみてきました。最終回の今回はお茶の効果についてお話ししていきたいと思います。

 

ところで茶葉を摘むあの木、何て言う名前の木か知っていますか?

「お茶ってカラダにいいの?(お茶の効果)」お茶ってなあに?その⑦【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

チャノキ(茶の木、学名:Camellia sinensis)

ツバキ科ツバキ属の常緑樹である。加工した葉(茶葉)から湯・水で抽出した茶が飲用される。チャの木あるいは茶樹とも記され、単にチャ(茶)と呼ぶこともある。

チャノキ - Wikipedia

チャノキって言うんです。花もつけます↓

「お茶ってカラダにいいの?(お茶の効果)」お茶ってなあに?その⑦【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

ツバキの仲間って感じの花ですね。そして実もなるそうですよ。葉っぱもツバキのようにツヤツヤで濃い色をしています。

 

 

「お茶ってカラダにいいの?(お茶の効果)」お茶ってなあに?その⑦【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

お茶の栄養

釜炒茶(100 g あたり)

カロリー・・・・・・・・0 kcal

脂質・・・・・・・・・・0 g

コレステロール・・・・・0 mg

ナトリウム・・・・・・・1 mg

カリウム・・・・・・・・29 mg

炭水化物・・・・・・・・0 g

タンパク質・・・・・・・0.1 g

ビタミンC・・・・・・・4 mg

カルシウム・・・・・・・4 mg

鉄・・・・・・・・・・・0 mg

ビタミンD・・・・・・・0 µg

ビタミンB6・・・・・・・0 mg

コバラミン・・・・・・・0 µg

マグネシウム・・・・・・1 mg

茶 - Wikipedia

水とお茶は0kcalと言うのは有名ですね。厳密に言えばお茶は僅かにカロリーを含んでいますが、意識しないでいいレベルです。それより水を飲むよりも、お茶を飲むことでカリウムやビタミンC、カルシウム、マグネシウムを同じ0kcalで補給できるのです!

 

「お茶ってカラダにいいの?(お茶の効果)」お茶ってなあに?その⑦【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

お茶の効能

お茶には、カフェイン、タンニン(カテキン類)、テアニン、ビタミンCなどが含まれています。

カフェイン

  • 覚醒作用    :脳内の中枢神経を興奮させる
  • 皮下脂肪燃焼効果:脂肪酸増加作用による
  • 脳細動脈収縮作用
  • 利尿作用

カテキン

  • 血圧上昇抑制作用
  • 血中コレステロール調整作用
  • 抗酸化作用
  • 老化抑制作用
  • 抗突然変異
  • 抗がん
  • 抗菌

テアニン

  • リラックス効果
  • 抗ストレス作用
  • 睡眠の質の改善
  • 月経前症候群の軽減
  • 認知活動や気分の改善作用

などの効果や作用があると言われています。

また古くはお茶は薬として扱われていて、

  • 葉・・・頭痛、下痢、食べ過ぎ、喉の渇き、発汗、興奮、利尿作用
  • 種子・・痰が出る咳

に効果があるとされてきました。緑茶を含む茶は熱を冷ます薬草とされていて、冷え性や胃腸が冷えやすい人は控える方がよいと言われています。

 

「お茶ってカラダにいいの?(お茶の効果)」お茶ってなあに?その⑦【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

農林水産省も推薦?

上記で紹介した他にもこんな記事があります↓

Q:最近、お茶に殺菌作用があると話題になっていますが、お茶の効能を教えてください。

A:お茶と人とのかかわりは、おそらく数千年、いやそれよりも前にさかのぼると思われます。中国最古の薬物書『神農本草』に、茶の薬効がはじめて書かれました。神農とは中国の伝説上の神で、一日100草を摘んでなめ、72の毒にあたったが、茶を飲んで毒を消したといいます。
現代では、お茶のもつ成分とその効能が明らかになっています。お茶の主成分はカテキンとビタミンC、カフェインです。よく聞くカテキンとは、ツバ キ科の植物の葉に含まれる渋みの成分で、ポリフェノールまたはタンニンと呼ばれます。昔から、細菌による腐敗を防ぐ防腐剤として使われ、コレラ菌とカテキ ンを混ぜるとコレラ菌が死滅するという報告があります。
緑茶のなかのカテキンと他の成分との相互作用で、最近、お茶の「制がん効果」「腸管出血性大腸菌O-157への抗菌効果」「アルツハイマー病予防効果」 「老化予防」「ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)の徐菌効果」などの多くの研究がされています。今後の研究に期待したいところです。
いまのところ、薬としての効果よりも、健康を保つために飲むことをおすすめします。

くすりの話 48 お茶の健康パワー – 全日本民医連

として

  • カテキン類 抗酸化性、制がん性、消臭性、抗菌性、コレステロールバランス調整、動脈硬化抑制、脂肪吸収抑制
  • フラボノール 血栓形成抑制、白内障抑制、がん細胞増殖抑制、消臭作用
  • カフェイン 覚醒作用、大脳刺激作用、利尿作用サポニン 去痰作用、消炎作用
  • γ-アミノ酪酸 血圧降下作用、脳代謝促進作用
  • ビタミンC 抗壊血病性
  • ビタミンE 抗酸化作用、コレステロールバランス調整、動脈硬化抑制
  • フッ素 虫歯予防亜鉛 幼児の発育促進、味覚機能向上

資料:農林水産省野菜・茶業試験場茶利用加工部

くすりの話 48 お茶の健康パワー – 全日本民医連

としています。他にも

 だったり、探し出したらお茶の有効成分についての記事はたくさん出てきます。

 

私も糖尿病に関する情報としてブログに載せたことがあります↓

kozonoayumi.hatenablog.com

kozonoayumi.hatenablog.com

 

★ちゅー!ポイント★

「お茶ってカラダにいいの?(お茶の効果)」お茶ってなあに?その⑦【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

いかがでしたか、お茶の話。

低エネルギーで栄養も豊富。様々な効果が期待できて、しかもバリエーションも豊か。ホットでもアイスでも、ライフスタイルによって自由に合わせられる。そして何より本当に美しい色をしています。お茶の香りも心を落ち着かせてくれます。

お茶を飲む時。何かに取り組んで一息いれる時に欠かせないのもお茶です。お茶の香りを嗅ぐことで呼吸を整え、飲む時にまた呼吸を整える。心を穏やかにしてくれるのがお茶です。そして日本には来客にお茶を出す習慣があります。相手をもてなす意味もお茶には含まれています。
日本には日本の文化があり、食習慣があり、土地や風土などの中で育ってきた日本茶。その長い歴史をぼんやりと思い浮かべながら、お茶を一口じっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。