私のそろそろ4歳になる甥っ子はアンパンマンが大好きです。アンパンマンの歌を覚えていますし、オモチャもたくさん持っています。というか、それくらいの年頃の子どもは男女問わずアンパンマンが大好きですよね。惹きつける何かがあるに違いありません。
ところであなたの家の食パンマンは何人入り、いや、何枚入りですか?
何気なく食べている食パンですが、実は地域によって枚数の好みが違うらしいです。Jタウンネット東京が行ったアンケートの集計をまとめた図があります↓
食パン、「薄切り」の東日本・「厚切り」の西日本...その境界線は? 7000人アンケートで判明!(全文表示) - Jタウン研究所 - Jタウンネット 東京都
- 関東を含む東日本は主に6枚切り
- 関西を含む西日本は主に5枚切り
という結果です。ちなみに福岡県はというと、
総得票数222票
4枚切り・・・・・25.7%
5枚切り・・・・・33.8%
6枚切り・・・・・26.1%
8枚切り・・・・・5%
10枚切り・・・・・9.5%
食パン、「薄切り」の東日本・「厚切り」の西日本...その境界線は? 7000人アンケートで判明!(全文表示) - Jタウン研究所 - Jタウンネット 東京都
という結果だったそうです。しっかり5枚切りが1番人気です。福岡在住の私は確かに5枚切りを食べています。
一応全国的には6枚切りが主流らしいのです。確かに私たち管理栄養士がよく利用する食品交換表にも食パンは6枚切りとして記載されています。
でも何故西日本は5枚なのでしょう。この問題についてしっかりレポートがありました。こちらです↓
以下、記事の内容をまとめて箇条書きにしてみます。
■敷島製パンとフジパンによると、東西で好みが分かれる理由として
- 5枚好きな関西・・・粉物文化=もっちり感
- 6枚好きな関東・・・煎餅文化=パリっと感
があるのではないか。
■神戸屋によると、
- 関東・・・間食やサンドイッチ用=薄切り
- 関西・・・食事=厚切り
という歴史がある。
■日本で最初に食パンを作ったのは1860年代のヨコハマベーカリー
(現ウチキパン@横浜市)
■戦後、進駐軍によってサンドイッチ用に8枚切りの食パンを作るよう指示された。それが1960年頃まで続き、当時は全国的に8枚切りが主流だった。
■6枚切りを推進したのは神戸屋。食パンの美味しさをもっと感じて欲しいと考え1枚当たりの厚さを増やし枚数を減らした。
■1968年以降製パンメーカー各社が6枚切りを販売、8枚切りに変わって主流となる。
として、最後に
- メーカーが仕掛けて拡がったのが6枚切り。
- 関西のベーカリーが客の要望に応えて作ったのが5枚切り。
としています。
面白いですね。まさに食の歴史、これぞ食文化です★
冒頭にお話したアンパンマンですが、食パン以外にも有名なところでメロンパンやカレーパンのキャラクターがいます。そして今では食材や食品だけでなくありとあらゆるモノがヒーローとして登場しています。
2009年には単独のアニメーションシリーズでのキャラクター数として、アンパンマンに登場する1768体のキャラクターがギネス世界記録登録を受けたという話があります。
これはあくまで噂ですが、子どもたちがパンだけに興味を持つようになる、ということで、おにぎりやら天丼やら他の食べものもキャラクターになったとか、ならないとか。
実際にもうすぐ4歳児はアンパンマンの画の付いたパンが大好きのようです。
★ちゅー!ポイント★
以前食パンについて調べた記事もありますのでよかったら↓
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。