今週のお題「好きなおやつ」
すっかり秋めいてきました。
秋に旬を迎える野菜や果物もたくさん店先に並んでいますね。
先日はプルーンを紹介しました。記事の中で「プルーン=鉄というイメージは間違い」「プルーンよりクリの方がたくさんの鉄を含んでいます」と紹介しました。
という訳で、買ってきました。
クリ
クリ(栗、学名:Castanea crenata)
ブナ科クリ属の木の一種。クリのうち、各栽培品種の原種で山野に自生するものは、シバグリ(柴栗)またはヤマグリ(山栗)と呼ばれる、栽培品種はシバグリに比べて果実が大粒である。また、シバグリもごく一部では栽培される。クリ(栗、学名:Castanea crenata)は、ブナ科クリ属の木の一種。クリのうち、各栽培品種の原種で山野に自生するものは、シバグリ(柴栗)またはヤマグリ(山栗)と呼ばれる、栽培品種はシバグリに比べて果実が大粒である。また、シバグリもごく一部では栽培される。
100 g あたり
カロリー・・・・・・・・・・・164 kcaL
脂質・・・・・・・・・・・・・0.5 g
飽和脂肪酸・・・・・・・・・0.1 g
多価不飽和脂肪酸・・・・・・0.3 g
一価不飽和脂肪酸・・・・・・0.1 g
ナトリウム・・・・・・・・・・1 mg
カリウム・・・・・・・・・・・420 mg
炭水化物・・・・・・・・・・・37 g
水溶性食物繊維・・・・・・・0.3 g
不溶性食物繊維・・・・・・・3.9 g
タンパク質・・・・・・・・・・2.8 g
ビタミンC・・・・・・・・・・ 33 mg
カルシウム ・・・・・・・・・・23 mg
鉄・・・・・・・・・・・・・・0.8 mg
ビタミンB6・・・・・・・・・・0.3 mg
ビタミンC・・・・・・・・・・・33 mg
マグネシウム・・・・・・・・・40 mg
クリの主な栄養成分
ビタミンB1
水に溶けやすく熱に弱いビタミンB1を多く含んでいます。ビタミンB1はエネルギー代謝を助ける働きがあるとされていて、特に炭水化物の代謝に関わっています。
ビタミンC
クリには意外とビタミンCが多く含まれています。クリのビタミンCはデンプンに包まれているので、加熱しても壊れにくいという特徴を持っています。
カリウム
体内のナトリウムを排出する働きがあり、高血圧予防などが期待できます。
タンニン
クリの渋皮の部分に多く含まれているのがポリフェノールの一種タンニンです。とても強い抗酸化作用を持っていて、老化防止やがん予防などの効果が期待できます。
ということで、クリの渋皮煮を作ろうと思います。
実は毎年恒例な感じで作っていたりします。渋皮煮は、名前の通り渋皮をしっかり残さないといけません。包丁で慎重に切れ目を入れて一粒一粒、丁寧に皮を剥いていきます。これが本当に手間です。疲れます。
手間と時間は掛かりますが、作り方は意外と簡単です。
クリの渋皮煮、完成です。
レシピを見て判るように砂糖を結構使います。それとそもそもクリ自体が実はかなり高カロリーです。なので、糖分が気になる人は食べる量をなるべく控えましょう。
参考までに↓
クリの渋皮煮(100gあたり)
カロリー・・・・・・・・・・・237 kcaL
水分・・・・・・・・・・・・・40.8g
タンパク質・・・・・・・・・・1.8g
脂質・・・・・・・・・・・・・0.4g
クリ、と言えば誰もが知っているこの歌!
大きな栗の木の下で
あなたとわたし
なかよく遊びましょう
大きな栗の木の下で
栗の木の下で、というぐらいですから、相当大きくなるのかと改めて調べたら、
落葉性高木で、高さ15メートル (m) 、幹の直径は80センチメートル (cm) 、あるいはそれ以上になる。
ということなので、なるほどかなーり大きな樹ですね。そんな大きな栗の木の下で仲良く遊んだり、話をしているようですね。季節が今頃、秋だったら、頭上から毬栗いがぐりが落ちてきて危ない気がします。
それにしても、毬栗って「絶対に食べさせないぞ!」という意思を感じるぐらいトゲトゲしていますが、あっさりと中味をこぼしてしまうんですよね。ちゃんと中の実ができるまでのガード?とか考えながら、一粒、栗の渋皮煮をほおばりました。クリは美味しいです。マロングラッセやらモンブランやらクリを使ったお菓子もたくさん出てますね。何度も言いますがくれぐれもほどほどに・・・。
★ちゅー!ポイント★
福岡には「篠栗」と書いて「ささぐり」と読む地名があります。クリの文字が入っているのでクリに関係しているのかと調べてみると、
篠栗は「小(ささ)」「刳ル(くる)」からきており、語源では小さく裂け分かれたような地形であって、畑仕事で土片(つちくれ)を扱うと指が油気を失ってパサパサになる状態をササクレるといいますが、それと同義です。
とあります。が、一方、篠栗町の公式サイトでは「わからない」としています↓
さて、名前の由来はどこから来たのでしょう。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。