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適材適食 -てきざいてきしょく-

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1074食目「秋だからこそ気をつけよう[ 食中毒 ]」特に気をつけたいのはキノコ

「秋だからこそ気をつけよう[ 食中毒 ]」特に気をつけたいのはキノコ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

10月に入りかなり過ごしやすくなってきました。そこで気をつけたい話題をひとつ↓

 

食中毒です。

上の表を見ると、10月に増えて11月に一旦落ちますが、12月にまた増えるという傾向が見られます。食中毒というと梅雨のジメジメした時期をイメージしてしまいますが、実は冬場にも結構多いのです。

これまでも食中毒のお話はいくつかしてきました。

もう一度確認です。

 

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キノコには注意!

これからどんどん季節が進みやがて紅葉の時期になります。山や野原などに出かける機会もあると思います。秋の山菜ということでキノコ狩りをする人もいると思います。が、キノコには注意が必要です。かなり慣れた人でも食用と毒のあるものの見分けがつかない、ということもあるようなので、生えていたキノコは食べないようにしましょう。よく「焼けば大丈夫」と考えている人もいるかも知れませんが、食べないようにしましょう。

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生魚に注意!

サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどにはアニサキスという寄生虫がいる場合があります。生で食べると体内に入り猛烈な腹痛を起こします。なので処理が必要です。

  • 70℃・・・・・・瞬時
  • 60℃・・・・・・1分
  • -20℃以下・・・24時間
  • -20℃以上・・・48時間(一般の冷凍庫)

と加熱か冷凍で対処することができます。

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汚れた手に注意!

土や水、ほこりの中にはセレウス菌がいる場合があります。セレウス菌は熱に強く、アニサキスは60℃/1分で対処できましたが、100℃/10分でも生き延びるものもあるというものです。詳しくはこちら↓

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新型コロナウイルス感染防止から、野外でキャンプやバーベキューをと考えている人もいると思います。過ごしやすく、木々も色づき、そして食べものが美味しい食欲の秋。食中毒に注意して楽しく過ごしましょう。

 

★ちゅー!ポイント★

 最近では新型コロナウイルス感染防止からマスクや手洗い、うがいなどに気を遣ってしっかりやっている人が増えているようですが、食べものにも気をつけましょう。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)

▲YouTubeでは野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。