以前、牛乳の話シリーズの番外編として紹介したオーツミルク、覚えていますか?
ーーーオーツミルク?なにそれ、おいしいの?
という人はまずはこちらを↓
あれから何とか入手できないかと調べてみたのですが、残念ながら福岡では取扱いがないようで、あっても東京周辺でしか見つけることができず、それも確実にあるとは言えないような感じでした。
そこで、ここはネット通販!ということで思い切ってポチってみたのがこちら↓
オーツミルク★★★ 無事、届きましたーーー!私が今回購入したのは、
マイナーフィギュアズ社 オーツミルク
イギリスのコーヒー専門会社"マイナーフィギュアズ "がコーヒーを美味しく飲む為に特別に作ったバリスタ専用オーツミルクです。
消費者目線を意識し、全て天然由来の原料を使用し、保存料なども一切使用していません。
そのままお飲み頂いても美味しいですが、ラテやカフェオレにお使い頂くとクセが無いのにコクが出てとても美味しいです。
バリスタがこだわりのミルクとして使用していただくこともでき、一般の方々の日常のミルクとして使用することもできます。
・オーガニック(有機JAS認定)
・砂糖不使用
・100%植物由来
・保存料不使用
・ヴィーガン
・ コーヒー以外にも紅茶、シリアルにとても合う!
・お米、大豆、乳にアレルギーがある方も安心してお飲み頂けます !
一応、おさらい。オーツミルクのオーツとはオーツ麦、オートムギ、オートなどとも呼ばれる麦の一種、穀物です。
エンバク(学名:Avena sativa)
イネ科カラスムギ属に分類される一年草で、その種子は穀物として扱われる。なお漢字では燕麦と書かれる。
円麦という漢字やえんむぎという読みは誤り。
また英語名の「Oat」から、オートムギ、オーツ麦、オートとも呼ばれる。また、同属の野生種 A. fatua (カラスムギ)の栽培種であるため、価値が高い・本物という意味のマ(真)をつけてマカラスムギとも呼ばれる。
解説はこの辺で、早速飲んでみようと思います。牛乳パックに似ている容器の上にあるキャップを廻して注ぐとこんな感じ↓
牛乳のような純白ではです、まるでミルクティーのような色合い。本当にうっすらですが甘い香りがします。
飲んでみると、、、コレがとっても美味しい!まずは甘いです。それも強い甘さではなく、優しい甘さ。のどごしもすうっと入る感じ。牛乳を飲んだ時のガッツリ感はまったくありません。どちらかというと豆乳に似た印象ですが、豆乳には独特のクセみたいのがありますが、オーツミルクにはそれがまったくありません。でも、しっかり違いがあります。これまでに飲んだ経験のない味です。でも美味しいです!しかもとっても美味しいです!
パッケージを確認してみると、
内容量:1000ml
原材料:有機オーツ麦、有機植物油脂、食塩/炭酸K
生産地:イギリス
賞味期限:1年
保存方法:冷暗所
栄養成分表示(100mLあたり)
エネルギー・・・・・・48 kcaL
タンパク質・・・・・・0.2 g
脂質・・・・・・・・・2.1 g
炭水化物・・・・・・・9.5 g
食塩相当量・・・・・・0.1 g(推定値)
と表示されています。
まず砂糖を使っていないのに甘いことにビックリです!!!オーツ麦の持つ甘さなのかも知れません。それほど甘く感じました。でも嫌な甘さじゃありません。スッキリした甘さなのです!!!
牛乳より低カロリー
牛乳よりもカロリーは約30%低いのがポイント。もちろん同じミルクと呼ばれていても牛乳は動物性、オーツミルクは植物性なので含まれている栄養素が違いますのでまったく別のものと考えておいた方がよいと思います。
オーツミルクに含まれている栄養素
今回購入した商品に含まれている詳しい栄養素が見当たらなかったので同じオーツミルクで他の商品のデータを参考にしてみると、
100ml あたり
エネルギー・・・・・・・・43 kcal
たんぱく質・・・・・・・・0.3 g
脂質・・・・・・・・・・・1.4 g
コレステロール・・・・・・0 mg
炭水化物・・・・・・・・・7.9 g
糖質・・・・・・・・・・6.5 g
食物繊維・・・・・・・・1.4 g
食塩相当量・・・・・・・・0.09 g
カルシウム・・・・・・・・120 mg
ビタミンB2・・・・・・・0.21 mg
ビタミンB12・・・・・・・0.38 μg
ビタミンD・・・・・・・・0.75 μg
とありました。
中でも注目したいのが食物繊維です。オーツミルクに含まれている食物繊維は、イヌリンなんだそうです。
イヌリン (inulin)
自然界においてさまざまな植物によって作られる多糖類の一群である。炭水化物の一種、果糖の重合体(フルクタン)の一種であり、同類の植物による貯蔵栄養素であるデンプンと異なりヒトの消化器では分解不能で大腸の腸内細菌叢によってはじめて代謝されるため、栄養成分表示では糖質ではなく食物繊維として扱われる。キク科の植物は肥大した根や地下茎、それに由来する塊茎などに栄養源を貯蔵するための手段として利用している。イヌリンを合成・貯蔵する植物は、多くの場合デンプンのような他の物質を貯蔵することはない。イヌリンの名称は、キク科オグルマ属の植物 (Inula) から抽出されたことに由来する。
イヌリンは栄養上の性質に優れることから、食物製品に使用されることが近年増えてきている。薄味のものから甘めのものまで広範に使用されており、砂糖や脂肪、小麦粉の代わりに用いられることもある。これは次の点において有利であるとされる。すなわち、イヌリンは砂糖や他の炭水化物と比較して3分の1から4分の1程度のエネルギーしか含まず、脂肪と比べて6分の1から9分の1程度のエネルギーしか含まない。さらに、カルシウムの吸収を促進し、おそらくはマグネシウムの吸収も促進する。また、腸におけるバクテリアの活動を増進させる。
栄養学的には水溶性食物繊維の一種として扱われ、多量に摂取すると(特に、過敏な人あるいは不慣れな人にとっては)腹部膨満を来す可能性があることに注意が必要とされる。血糖に直接的に作用することはないが、食後の血糖濃度上昇を抑制することに加え、腸内細菌による代謝産物がインスリン感受性を向上させることにより、糖尿病患者の血糖値を適切な水準に調節することが報告されている。そのため、血糖値異常に起因する疾病に対しての有効な食事療法の手段として期待される。
もちろん、食物繊維だけでなく各種ビタミンも含まれています。
★ちゅー!ポイント★
謎のアヒル?の着ぐるみサングラス女性が、近々流行る予感・・・。
というか、流行って頂いて、スーパーなどで気軽に買えるようになって欲しい!!!!とかなり真剣に思っています。(そして値段も下がって欲しい・・・、今はちょっとお高いというか大分お高い・・・)
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。