2020年、今年も11月14日は世界糖尿病デーです。
世界糖尿病デー(せかいとうにょうびょうデー、World Diabetes Day、WDD)
世界保健機関(WHO)が定めた国際デーである。11月14日で、インスリンの発見者フレデリック・バンティングの誕生日に当たる。国際糖尿病連合(IDF)とWHOが1991年に制定し、2006年12月の国連総会で公認された。
当日は世界各地でブルーライトアップを灯す行事が行われている。また世界糖尿病デー前後には糖尿病に関するイベントやシンポジウムなどが開かれている。
全国各地でブルーライトアップなどのイベントが開催される予定です。きっと、あなたの住んでいる近くでもイベントをやっていると思います。イベント情報の一覧はこちらから↓
私の住む福岡は、今年も太宰府天満宮本殿が碧色に染まるようです。
2018年の時に太宰府行ってきました、それは想像以上に藍色一色に染まってとても幻想的でした。(当時の画像。加工しているのではなくてブルーライトだけでこんな風に映りました↓)
糖尿病治療に携わるものとして世界糖尿病デーは毎年ひとつの区切りです。以前このブログでも何度か話題にしています。
ーーーえ?自分は糖尿病じゃないから関係ないし、興味ない。
そんなひともいるのではないでしょうか。糖尿病ってどんな病気か、知っていますか。
糖尿病は、血糖を一定の範囲内に収める働きを持った膵臓から出るインスリンというホルモンが何らかの原因で十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。
糖尿病には特徴があります。初期段階では自覚できる症状が少ないのが特徴なのです。咳や熱や鼻水が出れば風邪? 頭が痛ければ頭痛? スネが紫色になっていて傷むようなら打撲? そんな風に症状が判ればケガや病気に気づく事ができます。しかし、糖尿病はハッキリとした症状が少ないという特徴があります。と、いうことは、気づかないうちに症状が進んでいる、ということもあるのです。
糖尿病の治療では採血や検尿と言った検査を行います。そこで出た数値で外見では判らないカラダの状態を診ているのです。
では、糖尿病は検査でしか判らないのでしょうか。いくつかの症状は出てきます。一例を挙げると、
- 口や喉が渇く
- 水や清涼飲料を大量に飲む
- 排尿の頻度が増え
- 尿の量が増える
- 体重が減少する
- 疲労を感じやすくなる
- 目がかすむ
- 視力が低下する
- 手や足にしびれを感じる
- 歩くと下肢が痛む
- 勃起できなくなる
11月14日は世界糖尿病デー 「糖尿病の警告サイン」を5人に4人が知らない | ニュース | 糖尿病ネットワーク
などです。
どう思いましたか?なんだか歳を取るとどれも出てきそうな感じがしますよね。老化と区別が付きにくいからこそ、定期的な健康診断は大切なのです。
★ちゅー!ポイント★
糖尿病の治療は日々進歩しています。たとえ糖尿病があったとしても早い段階からしっかりと糖尿病専門医と共に治療を行っていけば、糖尿病のない人となんら変わることのない人生を過ごすことができます。そのためにも健康診断は重要な意味を持ちますし、何よりも健康的な生活、栄養とエネルギーバランスのとれた食事、適度な運動、充分な睡眠などが大切です。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。