新型コロナの流行や今月の寒波の影響で、学校で実施する献血のキャンセルが相次いでいます。血液が不足する事態を防ごうと、福岡市の高校生たちが19日、献血に協力しています。
福岡市博多区の東福岡高校に19日、献血会場が設けられ、生徒や職員あわせて約180人が血液を提供します。
新型コロナの感染拡大によって、福岡県内では学校で実施する献血のキャンセルが相次ぎ、10代と20代の献血者が、去年の同じ時期に比べて4,100人近く減っています。
また、今月の大雪で献血用のバスを出せなかったため、九州・沖縄では1,000人あまりが献血できず、このままだと血液が不足してしまうおそれがあります。
赤十字血液センターは「献血は不要不急の外出には当たらない」として、協力を呼びかけています。
福岡県赤十字血液センターのサイトにも詳しい情報が掲載されています。
特に新型コロナウイルス感染症に対する対策についても公開されています。
★モゥー!ポイント★
以下、政府広報オンラインより転載します。
1.なぜ、献血は必要なの?
血液は人工的に造ることができず、長期保存もできません
医療技術が進歩した今日でも血液は人工的に造ることができず、長期保存もできません。また、献血者の健康を守るため、一人の方が1年間に献血できる回数や量には上限があります。そのため、患者さんに安定的に血液製剤をお届けするためには、一年を通じて多くの方に継続してご協力いただく必要があります。
献血で集められた血液は、けがをしたときの輸血に使われるイメージがありますが、けがの治療で輸血されるのは全体のごくわずかで、ほとんどは、がんなどの病気の治療に使われています。また、実は、輸血に使われるのは、献血血液のおよそ半分で、残りの半分は血漿分画製剤という医薬品を造るために使われています。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。