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適材適食 -てきざいてきしょく-

あなたに合った食べものを、あなたに合った食べ方で。

1194食目「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

2021年2月3日水曜日に行われた講演会「Diabetes seminar in 三原」に参加させて頂きました。今回は、広島県三原市の本会場に限定20名が現地参加、他にインターネットのWeb配信での参加というハイブリッドでの講演会となりました。演者は当院姪浜院長 下野と私が務めさせて頂きました。福岡市内のホテルを会場として用意して頂き、そこからの配信となりました。

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

十分な距離を取り、講演外ではマスクをし、徹底した感染対策を行った上での配信でした。(とても大きくて綺麗で立派なお部屋に私と下野だけ。モッタイナイと思いましたが、感染のことを考えると、これだけのスペースは確保しないといけなくなる。。。色々と思うことはありました。それにしても準備を整えて頂いたみなさんに本当に感謝の気持ちしかありません)

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

今回の私の演題は「CORONA ImpactからNew Normal」。 

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

2020年の5月に実施された第1回緊急事態宣言時の当院の患者さんの生活の変化についてのアンケートを紹介させていただきました。この情報はこのブログでも公開しています↓

そして今回は現在続行中の第2回緊急事態宣言中の患者さんの生活の変化についてのアンケートを実施したのでそちらの集計結果を発表しました。時期的に2020年12月から2021年1月という年末年始で、1年の中でもイベントが多く生活のリズムが変わる時期なのでそれも併せてアンケートを取りました。

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

今回発表させて頂いた内容については、後日このブログでも公開したいと考えています。

 

講演中にたくさんの質問を頂きました。時間の都合でお答えできなかったもの、お答えが不十分だったものがありますので、改めていくつか私なりの回答をしたいと思います。

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糖尿病患者さんの言い訳にどう対応したらいいか。


私の場合、患者の言い訳に共感するようにしています。共感するというのは言い訳を認めてあげるのではなく、そういうことがあるんですねと受け入れることを意味します。これが否定をしないという講演でお話した内容の意味でもあります。

その上で、言い訳がどんなことでどれくらい続くことなのか、つまり継続期間を明らかにします。継続時間とは例えば

  • 足を挫いたので運動できない・・・・・・足が治るまで
  • 花粉症なので外に行きたくない・・・・・花粉症の季節が過ぎるまで
  • 仕事が忙しくて食事も運動もできない・・忙しさが終わるまで

というように、言い訳に継続時間があるはずなので、それを患者本人と一緒に確認します。

例のように言い訳の継続時間が比較的「短い」のであれば療養指導上問題ないと判断し、患者本人が納得して各療養を始められる状況が整うようにサポートを行います。ここで大事なのは本人が納得するか否かです。

一方、言い訳の継続時間が長期の場合もあります。例えば言い訳が「コロナだから」であればいつ落ち着くのか見当がつきません。そして今コロナを言い訳にする患者はとても増えています。これについてはアンケート上でハッキリしていますので上記のリンクを参考にご覧ください。

では、どうするのか。

私の場合、その状況でも出来て、それだけでなく患者本人が少しだけ頑張ればできるような目標を提案するという方法で設定します。「コロナだから」が言い訳の場合、コロナ禍でもできるような食事療法・運動療法を提案し、サポートしています。
大事なことは私たちができることは患者のサポートであって、実際に行動をするのは患者自身であること。そして行動を継続するためには、患者本人が納得して取り組む必要があるのだと考えています。

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認知症の患者へどのような指導をすると良いか?


私の場合、認知症の度合いに合わせています。

簡単な目標設定ができるのであれば「食事運動カレンダー」がオススメです。患者と目標を共有でき、それをいつでも確認でき、目標だけでなく実際どの程度実行できたかを私だけでなく患者本人も確認することができます。

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

食事運動カレンダーとは目標を患者と決め、できたかどうかを患者自身が日々◯×で評価するシートのことです。

ポイントとしては、患者ができそうなことを目標設定すること、そしてできないこともあると思うので、できなかった日は×つけてくださいね。と一言添えるだけで、虚偽の報告防止に繋がることが多いと感じる。

私が担当している患者の多くはこのシートを使うことで食事や運動の改善に成功しています。多くの患者がすべての日をしっかり埋めたシートを誇らしげに私のところに持ってきてくれます。私は来院日にしか患者本人と話すことはできません。ですから指導もできません。しかしこのシートが私の代わりに患者の生活をしっかり見守ってくれていると実感しています。

もちろん認知症のある患者に限定しているのではなく、多くの糖尿病患者の生活改善のきっかけとなるツールだと考えています。

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健康運動指導士として、コロナ禍ででもできる運動指導はどういうことがあるか?


患者の状況に合わせた対応が必要が原則だと考えています。
運動ができない理由をしっかり理解した上での提案が必要です。これは言い訳の項にも繋がることですが「コロナだから運動していない」と言っているとしても、実は理由が他にある事もあります。そこを確認しなければ、的外れな提案になってしまうことがあります。それを避けるためにも、共感し、理由を明らかにし、その継続期間を確認することが大切だと私は考えています。
コロナが怖くて外に出ることがストレスに感じているのであれば、自宅でできる簡単な運動を勧めています。外でのウォーキングなどをしたいと考えているのであれば、正しい感染予防などをしっかり伝えるようにしています。

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★モゥー!ポイント★ 

「Diabetes seminar in 三原」CORONA ImpactからNew Normalという演題で講演させて頂きました。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

最後になりましたが、
田中 宏志 先生(三原赤十字病院 第三内科部長
そして
本日参加頂いた医療従事者のみなさま、
講演会のスタッフのみなさまに心から深く感謝申し上げます。ありがとうございました。  

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

毎日更新!たべものブログ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)糖尿病・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。