糖尿病。
現在の日本には
患者数・・・・・・約10,000,000人(約1000万人)
年間医療費・・・・1兆2239億円
年間死亡者数・・・13,969人
となっていて多くの人たちが糖尿病の治療を行っています。では、糖尿病の治療に一体どれくらいのお金が必要なのでしょうか。
まとめてあるサイトを見つけました↓こちらによると、
糖尿病患者の治療費は年間数万円程度
糖尿病の治療方針は、重症度や患者のライフスタイルによって「投薬なし」「飲み薬のみ」「飲み薬と注射製剤」の大きく3パターンに分類されます。糖尿病情報センターが公開している糖尿病患者の1ヵ月あたりの医療費を参考にそれぞれのパターンの医療費について詳しくみていきましょう。▼投薬なしは年間2万円程度
投薬が不要でも定期的な診察と検査が必要です。1回の診療には、3割負担で2,000円程度の医療費がかかります。通院頻度には個人差がありますが毎月通院する場合の医療費は年間2万4,000円程度です。
▼飲み薬のみの場合は年間4万円程度
糖尿病の治療に投薬が必要な場合は、別途飲み薬代と処方料がかかります。飲み薬が1種類の場合の医療費は、毎月2,000円程度が目安です。投薬なしの場合と比べて年間プラス2万円程度かかり糖尿病が重症なほど飲み薬の種類が増えて医療費が高くなります。
▼飲み薬と注射製剤を併用する場合は年間15万円程度
糖尿病が重症化するとインスリン自己注射治療が必要になる可能性があります。飲み薬とインスリン自己注射を併用する場合の医療費は、毎月1万2,000円程度です。年間の医療費の目安は、診察料や検査料と合わせて約15万円となり飲み薬のみの場合の医療費と比べて10万円以上も高くなります。
もちろんこれは一例なので必ずしもこの数字になるとは限りませんが、いずれにせよかなりの出費だということは判ります。記事はこう続けています↓
早く発症すれば治療費も積み重なる
医療費が1割負担になる75歳以上で糖尿病を発症するのと、それまでに発症するのとでは、生涯の医療費に大きな差が生じます。糖尿病を発症すると生涯にわたり定期受診が必要になるため、若く発症すればするほど生涯でかかる医療費が増えていきます。また糖尿病が重症化すると疲労感や目のかすみ、感染症リスクの増加などさまざまな問題が起こります。
仕事をしながら糖尿病の治療を続けることが負担になり、働ける時間が短くなることで収入が減る可能性もあるでしょう。
早いうちから生活習慣を改善することで経済的負担を削減できる
糖尿病治療にかかる医療費を抑えるには、若いうちから糖尿病予防に努める必要があります。そもそも糖尿病とは、血糖値が急激に上昇するような生活習慣を続けることで、すい臓が疲弊し血糖値を正常な値に戻すインスリンの分泌が慢性的に低下する病気です。
健康な人は、食後にインスリンが分泌されて血糖値が元の値に戻ります。しかし糖尿病患者はインスリンの量が少なかったり作用が弱まったりしているため、血糖値が高い状態が続いてしまうのです。その結果、血管がダメージを受けて動脈硬化が促され、心筋梗塞や脳梗塞を発症し命を落とす危険性もあります。糖尿病を防ぐには、次のような対策によってすい臓への負担を抑えることが重要です。
ここに書いてある通りだと思います。
糖尿病は自覚症状の少ない特徴のある病気です。薬を飲まなくても何も変わらない、症状がないから別にいい、お金もかかるし病院に行かない。そうしているうちに糖尿病が悪化してしまうかも知れません。悪化してしまうと、たくさんの薬を飲まなければならなくなるかも知れません。そうしたらよりたくさんのお金がかかります、治療のための時間もかかってしまいます。糖尿病は軽いうちからしっかり治すことが大切です。
★モゥー!ポイント★
当院の管理栄養士は、薬の力を借りなくても、食事や運動で健康な身体の状態にするためのカウンセリングを行っています。一人ひとりの身体の状態や生活に合わせた、エネルギー(カロリー)と栄養素のバランスを摂り、適度な運動を長く続けられるような提案をしています。そして薬の力を最大限に引きだすような食事や運動の方法もアドバイスしています。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。