近所のスーパーで面白いものを見つけました。それがコレ↓
なんだか細長くて、根に近い茎の部分が折り重なっていますね。これはステムレタスと言います。
ステムレタス (stem lettuce, Celtuce)
中国原産のキク科アキノノゲシ属チシャ種の植物で、野菜として利用される。乾燥させたものは山クラゲと呼ばれる。さまざまな呼び名があり、
- 茎レタス 、
- アスパラガスレタス、
- 茎チシャ、
- チシャトウ、
- 貢菜、
- 皇帝菜
などとも呼ばれる。
寒い地方では春にタネをまき夏に収穫するが、暖かい地方ではさらに秋ごろにタネをまいて冬に収穫することも可能。茎の太さは3 - 5センチメートル、長さは30センチメートルほどに育つ。
葉の部分も食べられるが、基本的に茎の部分を食す。茎を細く裂いて乾物としたものが山クラゲと呼ばれ、調理の際は、水でもどしてから利用する。歯ごたえがクラゲに似ていることから山クラゲと呼ばれるようになった。山クラゲは炒め物、和え物、煮物または漬物などに利用され、乾燥していない収穫すぐのものも葉はサラダに、湯通しした茎はサラダや炒め物の食材として用いることができる。
日本における生産量はそれほど多くなく、山クラゲの漬物などはほぼ中国産を輸入したものであると言われる。
普通「レタス」と聞いて思い浮かべるのは↓
コレだと思うのですが、ステムレタスのステム(stem)とは「幹」=茎のこと。「茎レタス」とも呼ばれるように、茎の部分が伸びるレタス、なんだそうです。面白いですね。
ちなみにレタスは
レタス(学名:Lactuca sativa)
地中海沿岸、西アジア原産のキク科アキノノゲシ属の一年草または二年草。野菜として利用される。和名は、チシャ(萵苣・苣、乳草、チサとも)。
と同じキク科アキノノゲシ属なので近い種類です。
私は「ステムレタスの茎きんぴら」にしてみました。
歯ごたえが良くてクセがなくてシャキシャキして美味しかったです。
葉の部分は「レタス」と同じように生サラダにしてみました。
食感はサニーレタスに近い感じ、ステムレタスって言わないと判らないかもです。これまたシャキシャキして美味しいです。
日本であまり栽培されていないとの事ですが、ステムレタスを栽培している農家のブログを見つけました↓
コックさんが実際に調理されているシーンが観られます。(エビが載ってるの、美味しそう★)
中華にとっても合うそうです!私も試してみよう!
★モゥー!ポイント★
それにしても「レタス」って結構日本語な気がしますよね?和名の「チシャ」なんて聞いたこと、ないですよね?ここは逆にあえてレタスをチシャと呼んでみる!とか(笑)
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。