いつものように野菜を買いに来ました。
インゲン、オクラ、春菊、ニンニクの芽、グリーンリーフ。
こちらにはフルーツも!そんな時に私の目が釘付けになったのがこれ↓
60パプリカ
ナニソレ、オイシイの? と言うことで購入。こちらです↓
お店にあった60パプリカの説明も撮らせてもらいました。なになに?
枝なりのまま60日!
色づくのを待つ時間に
甘く、厚く、みずみずしく!
60(ロクマル)パプリカは、佐賀県伊万里産。収穫から店頭に並ぶまでの時間が短いので新鮮なのはもちろん、外国産パプリカと比べ使用する農薬もずっと少なくてすみます。さらに、収穫までの60日においしさの秘密が。早期に収穫し、輸送中に色が変わる外国産に比べ、60(ロクマル)パプリカはきれいに色づくまで枝なりのままゆっくり、じっくり熟していきます。その時間に実が厚くなり、甘みも栄養もぐんぐん増していくのです!果汁が滴るほどみずみずしいのもしっかり成長してから収穫した証です。できるだけ自然なもので育てたい。
低農薬栽培を支えるのは
天敵昆虫と微生物の力!
60(ロクマル)パプリカは、24時間管理システムのもと、自然のサイクルを活用した低農薬の環境で育ちます。それを支えてくれているのが、パプリカにとってわるい虫を食べてくれる「天敵昆虫」と、自家製の散布液に含まれる乳酸菌や納豆菌などの「微生物」!彼らが害虫や病気からやさしく守ってくれているおかげで、農薬に頼らない安全でおいしいパプリカをお届けできるのです。「活性酸素」の働きを抑える
バツグンの栄養バランス
肌・髪の老化や、動脈硬化・がんなどの生活習慣病の原因として取り上げられる「活性酸素」。パプリカには、その活性酸素の働きを抑え、細胞の老化を防ぐ「抗酸化力」が高いビタミンA (βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれています。栄養素が壊れないよう、生のままか短時間調理がおすすめです。
なるほど、60パプリカと書いてロクマルパプリカと読むんですね。しかも名前の由来は花が咲いてから60日間の長い熟成期間から取ったネーミングなんですねー。
調べてみるとあまりまだ情報はなかったのですが産地の動画を見つけましたよ↓
動画の中で生産者の人が全部説明してくれてました!
さて、ピーマンとパプリカって何が違うのでしょうか?答えはこちら↓
上記の記事の中でも書いたのですが、
緑ピーマンは未熟!?
ではなぜ未熟な緑ピーマンを食べるのでしょう。熟した赤ピーマンは ①日持ちしない ②緑の倍以上収穫までに時間がかかる ので値段が上がるためです。でも熟した赤ピーマンは緑ピーマンに比べてβカロテンが約2.4倍、ビタミンCが約2.2倍、ビタミンEが約5.4倍も含まれているのです。872食目「旬の役菜 5月【ピーマン】」今が旬★ 美味しくて+栄養価が高くて+安くて=元気にしてくれる季節の野菜を紹介 - 適材適食 -てきざいてきしょく-
パプリカの緑色はまだ熟していない状態の色で(種類によっては)黄→橙→赤→濃紫と変化していきます。
海外産の場合、食卓に上るまでの時間を考慮しなければなりません。完熟したものを収穫して海外へ送り出したら届く頃には完熟を過ぎ下手したら腐ってしまいます。このタイムラグを考慮してまだ完熟する前に収穫、海外へ発送、その移動中に熟すというのが一般的。
だけど国内産なら話は別。早朝に収穫したものがその日のうちに食卓に出すことも可能。そんな背景もあってロクマルパプリカは「よりオイシイ状態を届ける」ことに拘ったパプリカ、なんですね。
そこで私はふとある疑問が浮かびました。
ーーー60日間という十分な熟成期間をおいたら完熟するから全部赤色になるのでは?
もう一度ロクマルパプリカを見てみると↓
やっぱり黄色というか橙というか赤じゃないものもあります。
植物の葉は緑・黄・赤色と変化するのは成分の違いと言われていて
緑・・・・クロロフィル
黄・・・・カロテノイド
赤・・・・アントシアニン
とされています。
ということは、赤色パプリカはアントシアニン成分が多め、黄色パプリカはカロテノイド成分が多め、ということなのかも知れません。
と予想してみたのですが、調べたらありました↓
黄パプリカの特徴
黄パプリカで特徴的なのは、α-カロテンの含有量です。生ピーマンは6μg、生赤パプリカは0μgであるのに対し、生黄パプリカは71μgも含まれています。α-カロテンにも抗酸化作用があるといわれており、体内では合成されないため食品から摂取する必要があります。参照元:「文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
オレンジパプリカの特徴
オレンジパプリカは、赤と黄パプリカの栄養素がバランスよく含まれているのが特徴です。また若返りのビタミンと名高いビタミンEも豊富に含まれています。ちなみにオレンジと黄パプリカの色味を作り出しているゼアキサンチンは、目の健康維持にも効果があるといわれています。
赤パプリカの特徴
赤パプリカの赤色は、「カプサンチン」と呼ばれる色素によるものです。活性酸素は、体の中が酸化しさまざまなトラブルの原因になるといわれていますが、カプサンチンはこの活性酸素を取り除く抗酸化作用が高いため、健康維持のためにぜひ積極的に摂取していきたい野菜です。
黒・紫パプリカの特徴
黒や紫の色素を作り出しているのが、アントシアニンです。ブルーベリーなどに多く含まれるポリフェノールの一種で、目によい効果があるといわれています。なかなか見かけない品種ですが、入手できるならぜひ摂取したいパプリカです。
成分の違いまでは合っていたようですが、成分が違っていました。↑こちらが正しいと思います。
ロクマルパプリカとツナのマリネでいただきました。
★モゥー!ポイント★
JR九州のSWEET TRAIN 或る列車
その車内で出されて食事の材料としてもロクマルパプリカは使用されています。
こんな素敵な観光列車で旅をしながらロクマルパプリカを食べられたらいいですよねー。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。