あ。大丈夫です、「禁酒」なんて言ったりはしません。
むしろお酒の好きな方には朗報もあったりします。
と言いました。が、
という記事が発表されました。
タイトルだけでなくきちんと記事を読んで頂きたいのですが、
中でも
英国のがん研究所は、アルコールとの関係が特に指摘されているがんの種類として、口腔がん、咽頭がん、食道がん、乳がん、肝臓がん、大腸がんを挙げている。そのリスクは、ワインやビール、蒸留酒などアルコールの種類とは無関係で、飲む量についても「がんに関しては安全な飲酒量などない」と断言している。ただし、英国には政府が定めた飲酒のガイドラインがあり、ここで規定している量以下であればリスクは低くなる、とがん研究所は述べている。
「がんに関しては安全な飲酒量などない」という点です。
私は
アルコールは2型糖尿病の発症を防いでくれる、ということなのです。
と言いました。
これも臨床結果で導き出された結果です。
ですから、
アルコールは
2型糖尿病の発症は防いでくれるが
がんを発生させるリスクがある
と言うことになります。
ここからは管理栄養士としての私の意見です。
確かにアルコールはがんという身体にとって害を引き起こします。
がんは命を落としかねない病気です。
しかし、
アルコールは楽しい時間を演出してくれます。
人生を豊かにしてくれます。
ですから、
アルコールの危険性を充分に理解した上で、
アルコールとどう付き合っていくか
ということが大事ではないでしょうか。
お正月に親戚が集まり、
新年を「乾杯!」のかけ声と共に祝いました。
とても楽しい時間でした。
私はアルコールが飲めませんが、
お酒の席は嫌いではありません。
かと言って、
飲酒が「習慣化」することは
身体にとって負担であり、
やがて病気を招う原因になります。
リスクとメリットをちゃんと知った上で、
この機会に「自分はアルコールとどう付き合うか」を考えてみませんか。
★わん!ポイント★
『酒の害は酒が毒だからでなく、すばらしいが故につい飲み過ぎるからだ。』
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。